日刊早坂ノボル新聞

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破壊女王

昨日の稲田大臣の演説で、どうやら安倍総理が「年内に」と目論んでいた憲法改正がぶっ飛びそう。
防衛大臣が、自ら憲法違反、自衛隊法違反に触れるようなことを公言しているのでは、いざ憲法を変えたりしたら、それこそエライことが待っている。

あるコメンテイターが、稲田大臣のことを「プラトニック枕営業をしている」と悪口を言っていたが、まさにその通り。
「国を守ろう」と叫けば、一定の人の支持が得られると思っている。
だが、それも理念とは裏腹に、自分が前に出たいがための「営業」だ。
保守サイドの人だって、そんなことには気付いているから、じきにこの人の居場所は無くなる。

それ以上に、腸が煮えくり返っているのは、安倍総理だろう。
これまで散々、引き立ててきたのに、大臣就任以来、政権の足を引っ張ることしかしていない。
国会で堂々と虚偽を語ったり、等々、いちいち上げればきりがない。

「即座に更迭」すべきところだが、安倍総理は今のところ静観している。
「窮するに鈍す」で、感覚が鈍くなっているのか。

三国志演義』の袁紹は、兵力兵糧とも曹操の何倍かの実力を有していたのに、驕りがあったため戦略を誤り、官渡の戦いで大敗たことをきっかけに滅亡してしまった。
力を得て、謙虚さを忘れた権力者は、いつも同じ末路を辿る。