日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎病院はかなりヤバイ

◎病院はかなりヤバイ
 病院で横になっていたら、救急搬送で隣のベッドに患者が入りました。
 アラ50くらいの女性です。
 しきりに咳をするし、嘔吐も酷い。
 カーテンの向こう側なのですが、どうなっているかは丸判りです。
 医師がやって来て、容態を確認していたのですが、救急車での申し送りがあるらしく、「※○▲□×症候群」の診断だとのこと。
 その長いカタカナの病名を聞いたのは、人生で初めてです。
 たぶん、世間一般の人は一度も聞いたことが無いと思います。
 どうやら感染症の1種らしく、しばらく対症療法を行った後、また別の病院に搬送されていきました。きっと、専用の治療設備のある数少ない病院か、国の研究所ですね。

 「おいおい。この弱っているジジババが溢れている病棟に、そんな患者を入れるわけ?」
 私の左隣は、こちらも正体不明の感染症患者で、こちらは細菌だかウイルスによるものかが分からず、今も対症療法を続けています。
 こちらは何か治療を加える度に、保健所やら国立感染症研究所に確認を取る始末。
 法定伝染病なら隔離されるわけですが、原因が分からず、危篤でもないとなると、一般病棟に入れるらしい。だが、血圧は常時250近くだし、熱は37度5分のまま。体に水が溜まり、抜いても抜いても、1日で5キロ体重が増えます。

 後で看護師に聞いたら、女性の方は年間200人くらいの患者数の病気とのこと。それじゃあ、聞いたことが無いのも当たり前です。
 インフルエンザみたいな症状なのに、一般病棟に入れたらヤバイと思うが、一応、周囲を消毒してれば、そうそううつらないらしい。(時々、院内感染がニュースになるので信用できないわけですが。)
 通院患者には見えないけれど、長く病院にいると、こういうのが見えてしまいます。
 自分で病院に来られた人でも、明らかに何かに感染した患者が待合室に座っていたりするので、病院に入ったらマスクをしといたほうが無難だろうと思います。
 私自身は院内では常時マスクをしていますが、出入りの時には必ず消毒しますし、車にも消毒スプレーを置いており、乗る際には必ず全身にスプレーを吹きかけます。
 もちろん、自分のためではなく、家族にうつさないためです。

 我々のような死に掛けの者には、手厚い看護は不要で、ソコソコのところまでで結構ですよ。病気の年寄りは、家族のために適当なところで死んであげるのが良いと思います。
 もはやボロボロになっているのに、生きることにしがみつくのは嫌ですね。
 私はこれまで2度心停止の経験がありますが、そういう人間だからこそ、余計にそう思います。
 実際、「集中治療や過度の延命措置は要りません」というメモを常に保険証に入れています。部屋にも貼ってありますので、その時が来たら、息子から医師に渡してもらうつもりです。

 もちろん、最後の部分は自分自身についてのみで、他人のことは知りません。
 (こう書いて置かないと、「病人や障害者は死ねと言うのか」と怒る人がいます。私は病人で障害者の当事者で、その本人が言うのも許さないのは、おかしいと思いますよ。)