日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎不屈の人 (331)

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◎不屈の人 (331)
 闘病生活を続ける母のために、高麗神社に参拝しました。
 母は本当に芯の強い人で、常に正面から病気に立ち向かいます。
 これまで泣き言を聞いた事は一度もありません。
 50年前にも、周囲の者が皆、「この人はあまり持たない」と思っていたのに、何年間かの入院を経て、戻って来ました。
 それはやはり根底に強い精神力があったからだと痛感します。

 先日、この先の母の治療方針を決める意見を求められたのです。
 私は、母が強い人だということを知っていましたので、「治療すべきは、粛々とすればいいんだよ。かなり苦しいだろうけど」と伝えました。
 心のどこかには、「もう嫌だ」と言われるかもという惧れがあったのですが、母はあっさりと「そうだね」と答えました。
 体力の落ちた者には、耐えられるかどうか分からないのですが、やはり母は母でした。
 ほんの数パーセントでも、母を見習うようにしなくては。

 画像は境内にある十月桜で、もう2ヶ月の間ずっと咲いています。
 春の桜は華やかに咲き、パッと散るわけですが、こちらはひっそりと、少しずつ花を咲かせ続けています。
 生き方にも、様々あるのですね。