日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (続)

毎年、秋から冬にかけて「深夜、玄関のドアを叩く音が聞こえる」話の続きです。

数週間ぶりに帰宅し、妻子に会いました。
すると、妻が愚痴をこぼしました。
「最近、寝ている時に変な夢を観る」
少しドキッとします。
「どういう夢?」
妻はこのように答えました。
「誰かが扉をノックする音が聞こえる。音だけが聞こえる夢だよ」

なるほど。
ダンナが留守にしているので、仕方なく妻のところを訪れているのですね。
ダンナのほうには目覚めている時にも起きますが、妻は初心者?なので、専ら前頭葉が働かない時に来るのだろうと思います。

私は郷里にいる時に、青黒い顔をした凄まじい形相の男が家に入ってくる夢を観ました。
リアルすぎる夢で、すぐに飛び起きました。
その後、色んな霊場を訪れていますが、どこかで拾ってきたらしく、決まって3時に目覚めます。
女の声で「※※※※」と声高に叫ばれるので、目が覚めてしまうのです。
母によると、「深夜、お前は叫んでいることがある」とのこと。
母は部屋2つ隔てたところで寝ており、そこでも聴こえるので、かなり大きな声で叫んでいるわけです。
「こっちに来るな」
「出て行け」
みたいなことを口走っていたらしい。

すぐに盛岡八幡宮に行き、「引き取ってください」と祈念しました。
今のところ静かにしていますが、手を合わせたくらいで消えるほど甘くは無いので、何度も参拝し、消えないようならお祓いも受けるつもりです。
ただし、お祓いには受け方があり、ただ漠然と受けても何の効果もありません。

世の中には、好奇心から「心霊スポット」を探して喜んでいる人がいますが、とんでもないことです。
悪霊が喜ぶのは次のような振る舞いです。

「怖がる」:恐怖心があると、隙間が出来るらしく、そこから入り込んできます。
      別に当たり前で、どうってことは無いと思うこと。
      
「軽んじる」「嘲り笑う」:死者を弄ぶと恐ろしいことが待っています。
      本人ではなく子や孫のほうに祟ります。

存在を認め、敬意を払いつつ、「ここからは入ってくるなよ」と、相手との間に線を引けば、何も起きません。

宗教は「生きている人」のための知識なので、いざ悪縁が生じると、ほとんど役に立ちません。
あの世の住人には通用しないのです。