◎政権を揺るがした小悪党
籠池夫妻が逮捕されてから、かなりの時間が経った。
保釈されないのは「黙秘しているから」という話もあったが、なあに、あの人格だもの。黙っていられる筈が無い。やっぱりペラペラしゃべっている。
保釈されないのは、まあ、口封じだろう。
そこは警察・検察は基本は政府サイドということだ。
しかし、このままでは裁判を始められない。
先に進まない・進めないのは、「やっぱりあれこれ都合が悪いから」という話になってしまう。
籠池氏の人格は、「力のある者にはこびへつらい、自分より力が弱いと見るや奴隷のように扱う」という、典型的な小悪党のものだ。
安倍総理やその取り巻きは、籠池氏を「その他大勢」の一人として軽視していただろうが、しかし、いざ氏がケツを捲ったら、危うく政権が転覆するところまで行った。
籠池氏は中小企業主だったが、その身上の割には、大健闘したと言って良い。
会社を失くし、全財産も無くなったが、しかし、出所後に暴露本を書けば3億5億は戻って来そう。
放り捨てられた立場だから、総理夫人がどう振舞ったかをこと細かに書くことくらい平気だろ。
そこを書けば、数百万部は売れる。
拘留所の中では、もはや暇なんだし、準備もしていそう。
あの人格なら、転んでもただでは起きて来ないだろうと思う。
最近、籠池氏が恋しくなって来た。
今は権力にこびへつらう人間ばかりが大手を振って歩く世の中だ。
小悪党がブラフをかまし、ケツを捲るところを見れば、少しはスッとする。
「総理。嘘をついたらいかんよ」
百万円の帯封を振り振り、叫んで欲しいぞ。