日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎扉を叩く音(続)

◎扉を叩く音(続)
毎年、秋から春にかけて、「深夜、玄関のドアを叩く音が聞こえる」話の続きです。

2日前より、郷里に滞在し親の介護をしています。
11日の午前1時の記録。
居間でコーヒーを飲んでいると、「ガタガタ」と物音がしました。
「何だろ」
音がしたのは和室からで、そこには仏壇が置いてあります。

その部屋まで見に行きますが、別段何もありません。
居間に戻って、腰を下ろすと、再び「ガタガタガタ」。
そら耳ではないので、また和室に行きます。

音が聞こえていたのは、仏壇の扉の隙間からでした。
「うーん」
少しドキッとします。
何もないと思っているところから音が聞こえると、さすがに驚きます。

しかし、仏壇はお墓と同じで、異常の少ない場所です。
自称「霊能者」なら「ご先祖が」とかナントカ話を作ると思いますが、そういうのが存在しないことを、今は承知しています。
「先祖霊」や「守護霊」、「指導霊」などが、生者に何かを示唆したりすることはありません。
そもそも総て存在しないのです。
どれも「こうあって欲しい」と願う人の心が生み出したイメージです。
あの世の住人の可能性があるとすると、それは幽界の住人、すなわち悪霊ですが、これは滅多に仏壇には出ません。

「こりゃ、床下を点検する必要がありそうだ」
タヌキとか、ハクビシンとか、動物が棲みついているのかもしれません。