日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第717夜 次女

◎夢の話 第717夜 次女
 5日の午前1時に観た夢です。

 目を覚ますと、畳の上で横になっていた。寝ていた場所は郷里の実家のようにも見えるが、親戚の座敷のようでもある。
 起き上がって、隣の部屋に行くと、そこは子ども部屋だった。壁際にベッドが置かれてあり、そこで誰かが眠っていた。
 近寄ってみると、寝ていたのは次女だった。
 「帰って来てたのか」
 随分久し振りだな。
 次女は流通に勤めており、本社に移ることを目指して必死に働いている。彼氏が出来たらしく、少ない休みは彼氏と過ごす。
 「当たり前だが、親父にとっては寂しい話だ」
 でも、よく見ると、次女の顔は中1の時のままだった。
 してみると、これは夢か。
 次女はスヤスヤと寝息を立てて眠っている。
 「疲れているのだろうから、起こさないようにしないとな」
 その場を離れようかとも思うが、しかし、足を動かすことなく、じっと次女を見ている。
 ここで覚醒。

 目覚めてすぐに思ったのは、「おお。俺も人間界に戻ったな」ということだ。
 記憶にある限り、いつも、眠ると「着物を着た女が登場する悪夢」か「誰かが傍らに立ってぶつぶつと呟く」夢を観ていた。
 「ただの夢ではない」と思うのは、その誰かが話している言葉をまったく理解出来ないことがあることだ。これまで一度も聞いたことの無い言語で2時間も3時間も何かを話す。
 細かい意味は分からないのだが、言わんとするところ(気持ち)は何となく分かる。ま、恨み辛みの類だ。
 そういうのがパタッと止んだので、今は熟睡が出来る。
 目覚めた時には疲れが取れている。
 「もしかして、しばらくは平穏に暮らせるのではないか」
 そういう期待を抱いてしまうが、もちろん、そんなに甘くは無い。
 すぐに窓の外で、ペットボトルが落ちる音がした。
 当家の外には、泥棒避けや猫避けのために、様々な仕掛けがしてあるのだが、時々、それに「説明のし難いヤツ」が引っ掛かる。
 ま、玄関の扉を叩く行為と同じで、家の外ならさほど気にはならない。
 家の中をうろつかれるよりはるかにましだ。