長女が帰って来るので、ご馳走をすべく買い物に出たのですが、生憎の雨。
雨の日は、陳列される品数が少なくなり、商品単価が上がってしまいます。
思わず、「逆さまじゃね?」と声に出して言ってしまいます。
結構強い雨なので、客足は激減します。
そこで、売り上げを確保すべく、一旦上げて置き、遅い時間帯にがたっと下げて、割安感を与え、力楼と考えるのだろうと思います。
アベレージで売り上げを上げよう。そんな作戦です。
でも、こちらは商店の育ちなので、商品の値段よりも先に、何をどこでどういう風に仕入れたかを先に確認します。
大手スーパーの場合、長期保存の利く食品は安目に設定してありますが、他は全部割高ですね。
とりわけ、果物や野菜の高さは、生果店、八百屋の1.3倍。
解凍のホタテは、鮮魚店では業務用袋(径4センチくらいのホタテが15個入っている)が5~600円前後ですが(安い)、スーパーでは3、4個で400円前後の設定になっています。
鮮魚店では、マイナス40度の大型冷凍庫が無く、マイナス20度くらいのを使っていると思いますが、これくらいだと冷凍しても鮮度が早く落ちます。そこで、なるべく早く売り切るために、安く設定してあるのだろうと思います。
それでも、ひと月冷凍すると、やはり劣化するようで、私はアフリカ産のタコを茹でて食べ、3度腹を壊しました。3度目以後は、さすがに国産しか食べません。
とまあ、あれこれ考えつつ、産直に向かうました。
駐車場に車を停め、ドアを開けて外に出ると、もわっとした匂いがします。
産直の隣が栗畑で、今は盛んに花が咲いているのです。
「5月と言えば、長雨と栗の花だよなあ」
「今はもう懐かしさすら覚える栗の花だわ」などと、やや下品なことを考えつつ、カメラのシャッターを切ったのです。こういう小ネタは、フェイスブック辺りで「友だち」限定記事にするに限ります。
撮影して、画像をチェックすると、一瞬、「あれ?」と違和感を覚えました。
「おいおい。まさかこんなとこでも」
振り返って、店頭の画像を撮り、再び後ろの栗畑を撮影しました。
まだはっきりとした兆候にはなっていないようですが、どうやら「存在を気付かれた」模様です。
視線がこちらを向き始めている模様ですが、次あたりからは、堂々と出て来そう。
既に、木の葉の前に影が出ているのと、煙の筋が動いていました。
まったく予想していなかったタイミングなので、さすがに少し驚きました。
ま、この画像では、まったく伝わらないとは思います。