日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎老後の資金は個人貯蓄が2千万必要

◎老後の資金は個人貯蓄が2千万必要
 夫婦で4千万ってこと?
(夫65歳、妻60歳で、双方90歳まで生きるとして、という設定でした。でも、ひと月の生活費が25万としてありますが、高齢者はそんなに使わない一方で、医療費が増える。老人ホームや介護施設の費用を想定して、という机の上の計算ですね。しかし、団塊の下からは余命が徐々に下降すると思いますね。)

 義弟ら外国人の感想は「アリエネー」ということだった。
 「老後のために働くことになってしまうから」というのがその理由だ。

 ま、一部上場企業なら退職金でらくらくクリアできる。
 自営業でも上手く行ってれば大丈夫。
 病気とか中途で挫折していると、なかなか大変かも。

 でも、せっかく貯めたその金を、振り込め詐欺で持って行かれたら、悲惨なことになる。
 我慢した結果、笑うのは犯罪者だ。

 幾度も書くが、家人の同僚(小学校教諭)は、遊び人のダンナに嫌気が差し、「定年になったら離婚して一人で暮らそう」と考えた。そこで40歳台で自分用のマンションを買った。
 旅行にも行かず、美味しい物も食べずに貯金を増やし、養老保険にも入った。
 ところが、50歳になったら、癌に罹り、わずか半年で亡くなった。
 放蕩者のダンナにとっては、願っても無い贈り物になったのだ。
 そうなると、同僚の女性は、折々で人生を楽しむべきだったと思う。

 キリギリスは冬に備えることを考えず放埓に暮らしているのではなく、秋の終わりには必ず死ぬので、夏は伴侶を見つけ子孫を繋ぐために必死で歌っている。
 あるかどうか分からない老後の心配をするより、日々をよく生きる方が大切だ。
 もちろん、備えがゼロでは困るね。そんなのは言わずもがなで、要はバランスということ。

 さて、本題はこれからだ。
 北欧諸国は経済が日本の何分の1に過ぎない小国ばかりだ。
 それなのに、老後に不安を感じる人が少ない。
 福祉の充実ぶりはよく知られている通りで、一定年数居住していれば年金が出るし、失業すると翌週には手当てが出る。
 北欧で達成できているのに、日本では出来ない。
 これは何故か。
 ま、インフラに金を使わず、道路や公共施設がボロかったりする。

 でも、総理が独断で何兆円かの戦闘機購入を決める一方で、「自助努力をしろ」という言い草は無いだろう。国の予算のうち、建設事業費やらはそのままにして、福祉や生活保障の面だけ見るから、おかしなことになる。
 まずは、国の経済の仕組みを見直すことからだ。

 結局、今の政権では望み薄だ。
 憲法上、使えもしない攻撃用兵器を何兆円も買うのは平気なのに、福祉は切り捨てだから、見直すわけが無い。
 次の選挙では「目を瞑って」別の政党に入れないと、国民は国の奴隷になる。

 もはや自民党は国民の味方ではない。
 選挙前の公約とまったく逆のことを平気で行い、総括もしない政党など要らない。
 外交が取り得のはずの政権だったが、この1、2年は実のある成果が出せていない。
 「司令塔」が大見得を切っただけ。

 ああ、早く「日本人ファースト」を叫ぶ右寄り政党ができてくれないものか。
 ちなみに「日本ファースト」ではなく「日本人ファースト」だ。
 自民党と野党、すなわち今の政治体制を全部ぶっ壊してくれ。


 追記)形勢が替わったので、衆参同時選挙が無くなりそう。
 自民党が負ける可能性が出て来たからです。