日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎ざらにいる

◎ざらにいる
 多くの時間を病院で過ごしているので、新しく知り合いになるのは、大体は病人です。
 新しく病棟に入って来た男性患者がいるのですが、この人は「末期ガンであと三ヶ月」と言われてから、持ち直したらしい。
 全身転移の状態から戻って来たわけです。
 「何をして生き残れたか」は重要な情報なので、不躾ながら聞いて来ました。
 すると「どれが効いたのかは、よく分からない」とのこと。
 あれこれやってみているうちに、ガンが寛解したらしい。

 具体的な方法は分かりませんでしたが、生き残った人たちにははっきりした共通点がありますね。
 「絶対に諦めない」ということです。
 抗がん剤の副作用で、ご飯が喉を通らない時もあると思いますが、しかし、そこで歯を食いしばって食べる。
 何が効くと聞けば、足を運んで確かめる。

 確かに、昔の知人は全身転移してから十数回も患部を切り、20年生きた人もいます。
 精神力で負けたらダメだということです。