日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

明治時代の修身

「39年」と記載のある教科書らしき書を購入しました。装丁がバラバラですが、年号はどうやら明治の39年で、修身の教科書に使用したもののようです。
中にこんな話が掲載されていました。

ジョージ・ワシントンは、まだ小学生のとき、自身の行いについて21か条の規則を決め、これを固く守り、後に大統領になってからも破りませんでした。
そのうちの10か条は次のとおりです。

1)他人が読み書きをしている机を揺すり動かさぬこと。

2)不幸せな人の前で、自分の嬉しい話をせぬこと。

3)他人が骨を折ってしたことは、よく出来上がらずとも、笑ったり悪く言ったりせぬこと。

4)わが身に少しでも過ちのあるうちは、他人のことを咎め立てせぬこと。

5)他人の悪い評判を聞いても、ウカと信ぜぬこと。

6)他人が外聞の悪いことをしたのを面白そうに眺め、または何故そんなことに為ったるやなどと問わぬこと。

7)他人と話をするときはよく気をつけて聴くこと、および話を聞きている人の邪魔をせぬこと。

8)むやみに他人の詮索だてをせぬこと、並びに他人の内緒話を立ち聞きせぬこと。

9)自分の出来もしないことを請合わぬこと、および約束を違えぬこと。

10)他人のことを陰にて悪く言わぬこと。

これを読んだほとんどの人が同じ思いを抱くと思いますが、誠にもっともで、かつ耳の痛い話です。
1)はともかく、2)以降はほとんど当てはまりそうです。
日頃はまったく逆のことばかりやっていますね。とりわけブログなんてその最たるものです。

しかし、とても小学生が作ったとは思えませんね。本当でしょうか。あるいは単なる「偉人伝」の類?