日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

不思議な感覚

我が家は、工場地帯の中にあります。
1、2年前に、隣国の「★代」という自動車会社が代理店(か直売店)を出していましたが、半年か8か月くらいで店を撤収しました。
その間、車は1台も売れなかった模様です。(あくまで近隣の会社の評判です。)
確かに客が入っているのを見たことがありませんでした。

当たり前ですね。
ここには、何千人かが働く、「※ンダ」の工場があります。
日本の会社なら、従業員が自社の製品を購入するのには割引制度があります。
それ以前に、「※ンダ」の工場に勤めているのに、他社の製品を買ったりすれば、周りの人間関係にあまり良い影響はないでしょう。

それくらいはちょっと考えれば分かります。
市場調査するまでもありません。
それなのに、何故、敢えて店を出したのか。
長らく、そのことを疑問に思っていました。

しかし、最近、別のことに気づきました。
「※ンダ」の工場の近くには、「△ッテ」の大工場もありました。
はるほど、「★代」のターゲットはこっちでしたか。
「△ッテ」は某国系の企業なので、同胞意識に訴えようとしたのかもしれません。
しかし、日本でも某国でも、「△ッテ」は「某国系の日本企業」という認識の方が強そうです。

日本人だと「まずは買わないだろうな」と考え、少なくとも「※ンダ」の工場の近くに店を出したりはしないですね。
そこを敢えて「挑戦しようとした」のかもしれませんが、元々、「★代」はロゴを「※ンダ」の会社に似せて作ったところです。
「※ンダ」の関係者の側からすると、ただ苦々しく思うばかりだっただろうと思います。

「※ンダ」の工場地帯の真ん中に「★代」の直売店を出す。
この感覚を理解できないと、某国民の考え方はきっと理解できないでしょう。
小さい話ですが、物の考え方全般に繋がっているような気がします。

※一応、各者の名誉のために、一部を伏せ字にしました。