人はそれぞれ
◎日中の営業電話(たぶん詐欺) 昼に家で一人でいると、時々、営業電話がかかって来る。 その中には不審なものもある。 昨日のはこんな調子だった。 着信音がするので、受話器を取ると、七八秒無言のままだ。 それから相手が「もしもし」と話し出す。 周囲の…
◎病棟日誌 R061207 ケツを叩かれる 着替えをして、ベッドに寝そべっていると介護士のバーサンが声を掛けて来た。 「寒くないの?」 当方は掛け布団をはだけて、作務衣一枚で横になっていた。 「いや。俺の心はいつも燃え滾っているからね」 すると、バーサン…
◎霊界通信 R061206 魔の十二月 このところ家の中が騒がしいこともあり、ガス抜きのため神社に行くことにした。 「ああ。トラちゃんに会いたい」 私の今があるのもあの猫のおかげだわ。 思い立ってすぐに出発。 30分ほどで高麗神社に着いた。 カメラを出す…
◎病棟日誌 R061205 幽霊の孫の手 エレベーターに乗ると、モニターに「今日の四文字熟語」の出題が映し出された。 問題は「え▢▢動」。 ええええ。ついに新手が出たか。 こんな熟語は聞いたことが無いぞ。 だが、頭が「え」なんてことがあるのか。 「えら運動…
◎扉を叩く音 R061204 一人多い 深夜に玄関のドアを叩く音が響く話の続き。 この月曜は家人が扁桃腺炎で寝込み、殆ど部屋にいた。 当方は概ね居間にいた。 夕方になり、そろそろ娘の迎えに行こうかと言う頃に、廊下を歩く足音が響き、玄関から出て行ったよう…
◎病棟日誌 R061203 オレンジ3個が致死量 先週、ガラモンさんが不在だった理由が分かった。以下はガラモンさん談。 火曜日に通院したら、カリウム値が8mEq/Lを超えていた。除去すべく透析を始めたが、程なく血圧が60/30まで下がった。 ガラモンさんは…
◎古貨幣迷宮事件簿 R061202 トレードダラーの話 その1 三年前に危機的状況が訪れ、繰り返し「もうひと月ももたない」と覚悟した。食欲が全くなく、体重が激減。最もキツかったのは心肺症状で、横になって眠ることが出来なくなっていたことだ。体を倒すと胸…
◎里芋で家庭争議 向かいの家では農家の畑を借りて野菜を作っている。時々、その自作野菜を戴くが、今日は里芋とカブを拝領した。江刺リンゴがあったので、こちらからはそれをお分けした。 掘って来たばかりの里芋を外の蛇口で洗い、早速茹でてみた。 皮を剥…
◎病棟日誌 R061130 自分のアホさを思い知らされる 病院内でワイファイが決定的に繋がらなくなったので、先週はスマホ内蔵ゲームをやって凌いだが、そんなのはすぐに飽きる。 おまけに土曜はましなテレビ番組がないので、ほとほと退屈する。 「調教動画でも観…
◎その人なりの許容量 隔週で血液検査があるから、それを利用して実験をしている。 慢性腎不全患者は自分で老廃物の排出が出来ないので、食べ物の摂取量を制限する必要がある。 自分自身でコントロールすべき代表格が、カリウムとリンだ。 周知のとおり、カリ…
◎病棟日誌 R061128 魔の十一月 朝、ロビーに行くと、ガラモンさんがいない。いつもここの長椅子に座って病棟の開くのを待っているのだが、今週は姿が見えない。 ここで患者同士が噂話をしているのが聞こえた。 どうやらガラモンさんは入院病棟に移ったらし…
◎霊界通信 イリスは何故ここに? 先日のバケモノ女の画像を点検すると、右側に何やら人影っぽいものが見える。 この辺からは画像が朧気なので、これまでの経緯を知り、またその場に立っていないと伝わらぬと思う。ま、モノローグであっても記録を残すのは大…
◎病棟日誌R061126 悪戯者の小鬼 朝の検量は介護士のバーサン。バーサンは大体75歳くらいだと思うが、元気よく働いている。 「どこか痛いところは無いの?俺なんざ全身漏れなく痛いんだが」 「今は全然ないよね。全部良くなった」 そーですか。きっと俺より…
◎天聖院に参詣 このところ幾らか不審事が起き始めたので、速攻でお寺に参詣することにした。 この日は所用もあったので、天聖院に向かったが、このお寺は階段がキツいので現状では上れない。 入り口の六地蔵さまのところでお焼香をさせて貰うことにした。 天…
◎霊界通信R061124 身体の透過効果と眼 照明が消えたりエアコンが動かなくなったりしたので、警戒を強めることにし、日曜の午前中に八幡神社に行った。 午前十一時なので、セルフチェックには向かぬ時間帯だ。 太陽の角度も重要な要素で、午後二時から四時く…
◎病棟日誌 R061123 影の薄い人 隣のジーサンは七十台後半だ。 小柄で丁寧。腰が低い。 だが、何となく「影が薄い」ように感じる。 病院の送迎バスで通院しているのだが、時々、送迎の患者が到着しているのに、このジーサンだけ来ないことがある。 この日もそ…
◎霊界通信 R061122 別のヤツだった 次女はこの日金曜のシフトが休みだったらしくどこかに外出した。 すると、誰もいない筈の当家の中でがったがたと音がする。家人の部屋のドアがバタンと音を立てて開閉したりした。 「車の前の持ち主なのかもしれん。俺が家…
◎病棟日誌 R061121 まだ死んでねえぞ 朝、車のところに行き、車と「アヤコさん」に挨拶した。 「今日も宜しく頼みます。もうウチの家族になったのだから、仲良く行こう」 前の持ち主はさいたま市在住だったようだが、「ア※※」と呼ばれていた気がする。 ただ…
◎霊界通信 R061120 あの世(幽界)との接点 「幽界」は「自我を保持する霊」のいるところで、生者から見ると朧気で幽かな世界だからこう呼ぶ。 死んでそこに入れば「幽界」で、生きながら入ると「異世界」だ。 五感を持たぬので、こころで外界を眺めるから、…
◎あやうく「貰い事故」に 秩父の県道を走行中、前の車が右折しようとした。交差点ではなく、右側に家があったのでそこの家の人だ。 対向車線側には、バイクが直進して来ていたが、前の車の運転手はそれが眼に入らず、右折した。 車×バイクのありがちな事故の…
◎病棟日誌 R061119 市民マラソンと蕎麦 七年くらい同じベッドにいたが、内側の柱の傍だ。スマホが繋がり難い上に、この病院にはワイファイ設備がない。 最近はほぼ「まったく繋がらない」状態になったので、窓際のベッドに移して貰った。 これが、かつて長く…
◎霊界通信 R061118 前が見えぬ者は虎の檻に平気で入る 昨夜かなり遅くなってから、家人がやって来て「調子が悪くなったから明日の予定はキャンセルね」と伝えた。 日曜は観音院と新蕎麦、月曜は日帰り温泉のリクエストだったが、温泉はパスとのこと。 「観音…
◎自分のことをネットで引いた たぶん、腹が立つだろうから、原則、自分の検索などやらないのだが、たまたま偶然出たので、上の数行だけ見た。 一体誰が書くのだろう。ウィキペディアのはしりはたぶん、当時の社員が「これも営業だ」と思って記したと思う。あ…
◎秩父観音院参詣と新蕎麦(R061117) 家人の要請で、この日は秩父小鹿野町の観音院に参詣し、帰路に山門下の観音茶屋で新蕎麦を食べることになった。 車を買い替えて初ドライブで、まずは「慣れる」ことも目的のひとつ。通院の利便性から軽自動車にしたが、…
◎必ず前兆がある 病気になるには、自覚症状が出る以前に、必ず前兆がある。 当方は、これから重大な疾病症状が出る箇所には、ひと月ふた月前までに、その箇所に煙玉が出現した。 煙玉は原則として自然現象で、光や湿度の条件が揃えば現れるが、たぶん、体内…
◎病棟日誌 R061117 「宿敵復活」 病院の駐車場に曲がろうとすると、路地を出て来る車があったので2台通した。 曲がり角に入ろうとすると、とんでもないスピードで広い道に出ようと突っ込んで来る車があり、ムッとしながらこれも通した。 運転席を見ると、や…
◎霊界通信 R0611216 稲荷の障りの実際 時々、「稲荷の障り」について言及するが、どのようにして始まり、そのように鎮まったのかを系統的に記す。 始まり 令和四年だから今から三年前の十月になる。本人的には四五年前のような気がしていたが、まだ三年だっ…
◎何故に稲荷と相性が悪いのか 私は稲荷神社と相性が悪いようで、境内に入ると気分が悪くなる。 地元の神社当番で稲荷の清掃に行った時に、立っていられぬ状態になり椅子に座って休んだ。近所の人には「怠けている」と思われただろうが、グラグラと眩暈がした…
◎病棟日誌 R061114「コシヒカリの炊き方」 朝、家人を駅まで送って行くと、その途中でポツンと言った。 「この車の前のご主人はどうしているのかな。新しい車を買ったかな?」 油断していたせいもあり、頭の中にあることをそのまま言った。 「四十台の女の人…
◎霊界通信 R061113 「あの世(幽界)の実際」 前回の「そこにはいない筈の女」の事例は、あの世(この場合は幽界)を理解するよりよい素材だ。 もう一度、過去のケースを振り返って、あの世を考える。 1)これまでのおさらい(メモ) 理解するには共通の言葉…