日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

◎上の叔父にまつわる「昭和の話」

◎上の叔父にまつわる「昭和の話」 父は三人兄弟の長男で、弟(私にとって叔父)が二人いた。「上の叔父」のことは、親族は皆「山の叔父ちゃん」と呼んでいた。 馬喰で、かつ姫神山の麓で開拓農業を営んでいたので、そう呼ばれていた。 この叔父は相当な曲者…

◎『怪談』の背景(続)「磯女」

◎『怪談』の背景(続) 『怪談』シリーズは、概ね実際に起きた出来事を背景にしている。 ただ、「物語として括る」ために、実際にはない「落ち」を付けたり、かたちを変えたりしている。 ショートストーリーとしてのまとまりを得るためだが、このため、あっ…

◎『怪談』シリーズの背景

◎『怪談』シリーズの背景 「第1話 赤い服の女」 実際の体験談をもとに、妄想を膨らませたもの。今回は場所を遠野から東に向かう峠道(旧道)と設定した。よって概ね笛吹峠か仙人峠だが、「旧道」という表記をすると、多くの人は仙人峠の方をイメージすると…

◎「ほどヶ淵の河童」の話

◎「ほどヶ淵の河童」の話 人は「生れ落ちてから死ぬまでの記憶を詳細に仕舞い込む」そうだ。 忘れるのは「整理箪笥の中に仕舞う」だけで、無くなりはしないらしい。 最近、四十年以上前のことを不意に思い出すが、意識しなかったことを詳細まで憶えていた。 …

◎夢の話 第1K94夜 「これ買って」

◎夢の話 第1K94夜 「これ買って」 二十七日の午前四時に観た夢です。 ベンチに座っていると、断りなく隣に女性が座った。一瞥してはアフリカ系の米国人であることが分かる。 ちなみに、こういう場合。どう表現すればよいのか。 確か「黒人」は差別用語だ…

◎夏の恐怖体験 「岬」の追記事項

◎夏の恐怖体験 「岬」の追記事項 「岬」の端に立つ和食屋の話で、気が付いた人は殆どいないと思うが、外の上空で雷が鳴り稲光が光った。 この時、室内で窓ガラスの方を向いて、その反射光で人影が映ったのなら、「鈴生りの顔」はガラス窓の外ではなく室内に…

◎座敷童のいる屋敷の話

◎座敷童のいる屋敷の話M家のケース 岩手県のK町には「旦那さま」の血筋がふた系統あり、そのうちの片方がM家だ。 「旦那さま」とは、いわゆる豪農のことで、町を二分するほどの地主だった。 農地改革の時に土地は分断されたが、そもそも豪農が形成されたのは…

◎夏の朝食 「茄子のオムレツ」

◎夏の朝食 「茄子のオムレツ」 フィリピンの家庭料理だが、スペイン統治時代に入って来たものらしい。 家人は「日本の親子丼と同じ」だと言う。 卵は’’Egg’’で、茄子は’’Eggplant’’だからなそうだ。 そりゃ「親子」ではなく、あくまで「同じ名前丼」だわ。 …

◎マンゴの花

◎マンゴの花 鉢植えでマンゴの木を育てていたが、今年初めて花が開いた。 今年は鉢に植えてから五年目だが、実を付けるようになるのは十五年くらいかかるとも言われているらしい。鉢植えだと地面に植えるより成長が遅いので、私はたぶんマンゴの実の方は見ら…

◎夏の恐怖体験2)岬にて

◎夏の恐怖体験2)岬にて 夏期に実際に経験した恐怖体験を記す。この出来事については、幾度かブログに書いたが、改めて整理したうえで、追って恐怖小説に直そうと思う。 これは息子がまだ一歳の時の出来事だから、二十年以上前の話になる。 一家で北奥の奥入…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/20 「トマト会議」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/20 「トマト会議」 木曜は通院日。 治療が終わり、食堂に行くと、当方はやはりほぼ最後の方の患者だった。 最近、執筆活動を再開し、夜から朝にかけては原稿を書いているので、通院に出るのが遅くなる。 九時を過ぎてから病院に着くの…

◎夏の恐怖体験 「白河カーナビ事件」

◎夏の恐怖体験 「白河カーナビ事件」 夏は怪談の季節だが、本物の幽霊は冬に較べ夏の方が少ない。これは湿度とか光の影響だが、出難い季節なのに「それでも出る」のは「よほど強烈なヤツ」と言うことだ。 物事にあまり動じない私だが、この季節に肝を冷やし…

◎病棟日誌 悲喜交々 「明日は我が身」

◎病棟日誌 悲喜交々 「明日は我が身」 数日前の夜のテレビ番組で懐メロ特集らしきものをやっていた。台所に立っていたので、番組事態を観てはいないが、音は聞こえる。 「ゲラゲラゲラ・・・」 おお明菜さんだな。年を取ってからは声が出なくなったが、若い頃は…

◎古貨幣迷宮事件簿 質問に関する回答 「銀銭のつくり方と古色」

◎古貨幣迷宮事件簿 質問に関する回答 「銀銭のつくり方と古色」 ウェブページの質問欄を通じ、次のような照会があった。 私(暴々鶏)なりの回答を添付する。 質問)「割と近年のことだが、某地方貨が市場に相当数出現したことがある。やはり地元の有名収集…

◎「墜落する飛行機」 今日は函館記念

先週の七夕賞のレース直前の買い目メモ。正解があるのに外した。 ◎「墜落する飛行機」 今日は函館記念 競馬は「墜落する飛行機に乗り、椅子取り合戦をするようなもの」をモチーフに、レースにまつわるあれこれを書き留める。予想記事ではないので、念のため…

◎帰って来た「エレベーター四文字熟語」

◎帰って来た「エレベーター四文字熟語」 土曜の朝にエレベーターに乗ったが、上を見上げるとモニターに四文字熟語の出題が掲示された。 この日の問題はこれ。 「▢終▢美」 あれ。これまで出たことが無いし、そもそも知らんかもしれん。 前半は想像がつくが、…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/13 「首狩りキラーは誰?」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/13 「首狩りキラーは誰?」 朝出がけに家人が言うには、「杉並の方でも空き家が増えているらしいよ」。 小学校の同僚に、杉並在住の人がいるが、周囲にほとんど人が住まなくなったらしい。 「シャッター街」や「空き家」と言うと、…

◎究極の海鮮冷麺を作る 「あさり冷麺」「ほや冷麺」

◎究極の海鮮冷麺を作る 「あさり冷麺」「ほや冷麺」 さて、海鮮冷麺を作ってみる旅の続きになる。 ひとつ目のコンセプトは、「出汁を濃くする」。 そのプランのひとつがあさり出汁だ。 1)まず、普通の昆布・煮干し・干しシイタケの出汁を作り置く。 2)あさ…

◎「ゼロ」と「1」には天と地の違いがある

◎「ゼロ」と「1」には天と地の違いがある 家人は小学校で英会話を教えている。 今年の春に赴任先の小学校が替わったが、仲良かった子どもたちは先生が別の小学校に移ったので、「裏切者」と叫んでいるそうだ。 その前の学校で、最も家人の近くに居たのが「…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/8 「今日もまたサントワマミーを口ずさむ」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/8 「今日もまた サントワマミーを 口ずさむ」 この日は定期検査の日で、レントゲン、心電図があった。 治療直後にレントゲン室に行き、機器の前に立つ。 技師が「息を吸ってえええ」と言うので、深呼吸をしようとすると、その途端に…

◎墜落する飛行機 「七夕賞 2023」

パドックで馬の状態を見ながら確認するための照合表(一例) ◎墜落する飛行機 「七夕賞2023」 「馬券買いは『墜落する飛行機』に乗り、上客同士が椅子取りゲームをするようなもの」で始まるスレッド続きになる。予想記事ではないので念の為。 さて、前回の通…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/6 「人の見方はそれぞれ」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/6 「人の見方はそれぞれ」 朝病棟に入り、早速、体重計側。 この日は、最近入って来た介護士のバーサンが計測担当だった(たぶん七十歳くらい)。 「あの人はまったく。不愛想だし、話し掛けてもまともな返事が返ってこない」。ブツ…

◎海鮮なめろう冷麺 その2

昇龍式 なめろう冷麺 ◎海鮮なめろう冷麺 その2 実食すると、コンセプトがよりはっきりする。 肉を使わぬ海鮮系の仕立てにするには、塩と昆布・煮干し系の出汁を使った方がよい。 三陸には「いちご煮」という郷土料理があるが、これはベースが海水で塩味。こ…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/4 「どんどん時が過ぎる」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/4 「どんどん時が過ぎる」 いまだ平地を歩くのも覚束かぬ状態で、改善傾向はマイクロレベル。 眼の方は相変わらずで、左眼の方が症状がキツいので、殆ど右眼だけで見ている。昔で言う「ちか眼」の状態になってしまうかもしれん。 体…

◎墜落する飛行機 「今週は七夕賞」

◎墜落する飛行機 「今週は七夕賞」 馬券師は「墜落する飛行機の中で椅子取りゲームをしているようなもの」で始まるスレッドの続き。馬券予想記事ではありませんので念のため。 昔、某省の調査研究機関の研究員だった時期があるが、その職場が後楽園にあった…

◎海鮮なめろう冷麺 (戸田久冷麺アレンジレシピ)

昇龍流 「海鮮なめろう冷麺」試作品 ◎海鮮なめろう冷麺 (戸田久冷麺アレンジレシピ) 実家が盛岡市内にあり、お中元やお歳暮には頻繁に盛岡冷麺が送られて来る。 昨夏と年末には、それが複数件重なり、段ボールの冷麺が積み重なった。 当家で冷やし麺を好む…

◎扉を叩く音(続)

◎扉を叩く音(続) 令和五年七月二日の記録 「深夜二時から三時頃に、玄関の扉を何者かが叩く音が響く」話の続きです。 午後四時頃、居間の床に寝そべっていると、廊下で「どたんどたん」と物音がした。 通常の「足音」よりも大きく、もしそれが足なら力任せ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「これは日本銭ですか」の正式回答

◎古貨幣迷宮事件簿 「これは日本銭ですか」の正式回答 個人的な鑑定意見を基に、広く意見を集めましたが、特に反論も無いようですので、下記を質問者様への正式回答とさせて頂きます。 回答 この品は、輪側を全く処理していません。 通貨製造の銭座(貨幣司…

◎病棟日誌 悲喜交々 7/1 「この人たちは俺のすぐ先を歩んでいる」

◎病棟日誌 悲喜交々 7/1 「この人たちは俺のすぐ先を歩んでいる」 土曜は通院日。 ひと部屋に二十数床が並ぶ大部屋にいるので、隣近所のやり取りが筒抜けだ。 「ガン検査の結果」みたいな話も全部聞こえる。 生き死にに関わる話でそうなのだから、基本はプ…

◎バイデンの指示

◎バイデンの指示 日韓通貨スワップ再開はバイデンの指示らしい。 ドル建てなら、米韓でやれば話が済むのに、韓国ウォンみたいな「クズ銭」はリスクが高いから日本にやらせたっていうこと? 人間も通貨もクズなのだから、こいつらに関われば、こちらの背負う…