日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

古銭

◎古貨幣迷宮事件簿 「遠野南部の公札」

◎古貨幣迷宮事件簿 「遠野南部の公札」 左側の札は四五か月前から消息不明だったが、書籍の間に挟まっていた。 この品には記憶があり、十五年以上前に、古文書の類でオークションに出品されていたのを「佐比内」の標記に惹かれて入手したものだ。 佐比内には…

◎古貨幣迷宮事件簿 色んな古貨幣の話

金融機関のロール割り青銅貨 ◎古貨幣迷宮事件簿 色んな古貨幣の話 その1)ロール割り青銅貨の色変 冒頭の画像は、時々、これまで話題にして来た「金融機関の金庫の奥にあった和紙ロール」の青銅貨だ。製造者ロールではないが、金融機関ロールで、あまり使わ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「称浄法寺鋳当百銭 中字鋳浚改造銭」

◎古貨幣迷宮事件簿 「称浄法寺鋳当百銭 中字鋳浚改造銭」 コロナ以後、ウェブ(HP)の維持もままならぬ状況になって来た。 今は閉鎖も視野に入っている状況なので、私財供与を財源に、維持費用を捻出しようと思う。そこでHP版「古貨幣迷宮事件簿」にて、「雑…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢銀貨の文字型研究」追加訂正

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢銀貨の文字型研究」追加訂正 ケースを開く度に品物が出るので、各々追加した。 ま、継続して調べるつもりもないので、明日にも売却手続きをするつもりだ。 雑銭の会の流れでは、近代貨コレクターは少ないので、最初からネッ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「マイクロスコープウォッチング 竜一銭編」

◎古貨幣迷宮事件簿 「マイクロスコープウォッチング 竜一銭編」 「レーザーでトーン・錆を除去する方法(たぶん還元)」が開発中であることを知ったので、使用されていない青銅貨は梱包して仕舞うことにした。 いずれ私でない誰かがこの修復処置をして、「未…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢 明治四年銘の文字型」研究ノート

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢 明治四年銘の文字型」研究ノート 引き続き、明治日本の初期プレス貨幣の文字型を観察する。 ポイントは、1)彫り極印段階の相違、2)縮小彫り段階での変化や修正による相違、3)極印使用による摩耗・劣化の影響、などにつ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢 明治三年銘の文字型の変化」研究ノート(追補)

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢 明治三年銘の文字型の変化」研究ノート(追補) さて、前回の報告に漏れがあったのでサンプルを追加する。 なお現時点では結論ではなく、最初に行う「記述」の段階であり、この場合の方針は「見えた通りに記す」ということ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢銀貨 明治三年銘の文字型」

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍二十錢銀貨 明治三年銘の文字型」 乗りかかった船なので、ひとまず手元に残っている品で、明治初期から順を追って、「文字型」を観察するものとした。 残念なことに、半年くらい前に近代銀貨を大量に処分したばかりなので、左程の…

◎古貨幣迷宮事件簿 「竜五十銭明治三十一年の文字型」作業ノート

◎古貨幣迷宮事件簿 「竜五十銭明治三十一年の文字型」作業ノート 明治初期に近代プレス貨幣の製造を開始したわけだが、当初は不慣れなこともあり、完成物に様々な小異が発生している。 こういうエラーは、数十年後も起きるものなのかどうか。 そこで、少し間…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨の文字型」(さらに続)R40909 

◎古貨幣迷宮事件簿 R40909 「旭日龍五十銭銀貨の文字型」(さらに続) さて、これまでの経緯はざっと以下の通り。 たまたま書体の異なる明治四年銘五十銭銀貨を見付けた。デジタルマイクロスコープを使用して文字種別に撮影し、これを比較すると、相違は少数…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」これまでのおさらい

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」これまでのおさらい さて、このシリーズの発端は「極印割れエラー」の観察から、偶然生まれたものだ。 打極を重ねるうちに、極印が劣化し、ひび割れが生じたが、気付かずにそのまま打った。このため…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年小型の文字型」

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年小型の文字型」 明治四年には小型の規格があるわけだが、仮にそれまでのものの文字型を利用して、小型の文字型を眺めると、どのように見えるのだろうか。 もちろん、文字型の出自(起源)が異なるので、あくま…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」(続)

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」(続) さて、前回、作業のたたき台を作ったので、その指針に基づいて、明治四年の文字型に関する考察を続ける。 ちなみに、今回、サンプル番号の1と2をたまたま同時に観察したので、「相違がある…

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」

◎古貨幣迷宮事件簿 「旭日龍五十銭銀貨 明治四年の文字型」 もはや「あの世」まで秒読みの態勢で、葬儀屋の手配まで始めているのだから、今さらコインなんぞやってはいられない。 どうせ早晩、総ての品をきれいに処分するし、概ねそれも終わっている。 新し…

◎古貨幣迷宮事件簿 型に違いがある

極印割れエラーのある旭日龍五十銭銀貨 ◎古貨幣迷宮事件簿 型に違いがある 以前、この欄で紹介した「極印割れエラーの旭日龍五十銭」だが、旧会員に興味を持っていそうな人が見当たらぬので、息子に渡しネットオークションにでも出させることにした。旭日龍…

◎古貨幣迷宮事件簿 「小袋の雑銭を探る」

◎古貨幣迷宮事件簿 「小袋の雑銭を探る」 ささいな小ネタだ。 居間の隅に積んであった箱から、またもや雑銭が出て来た。ビニールの小袋に入った銅鉄交じりの構成となっている。 これは、小口の買い取りの際に、ひとまず買い取っては見たものの、「点検する価…

◎古貨幣迷宮事件簿 「謎解きのゲーム」

◎古貨幣迷宮事件簿 「謎解きのゲーム」 古貨幣の観察主眼の代表的立場が「分類」だが、これとは別にかなり少数派だが「過程」、すなわち「鋳銭工程」に着目する見方もある。私は専ら後者の方。 「どうやって作ったか」、すなわあち鋳銭環境や体制を探り、「…

◎古貨幣迷宮事件簿 「ドラスティックな展開」

金融機関の金庫から出た青銅貨 ◎古貨幣迷宮事件簿 「ドラスティックな展開」 しばらく前の話になるが、テレビで「レーザーを使った銅製品の青錆の除去」について紹介していた。これを観た人も沢山いると思う。 青錆に覆われた銅製品にレーザー光線を照射する…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」その3

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」その3 長椅子の後ろから雑銭が出て来たので、その続き。 図07 朝鮮銭 前回よりは少しましな方。 東北の「元は武家」の御宅にお邪魔した際のこと。 江戸時代の古鏡のコレクション箱があったが、中身の古鏡は既に大半が散…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」その2

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」その2 順次、雑銭を送り出しているのだが、その都度、新しい包みが出て来る。 昨日も家人が居間の掃除をしていて、長椅子の後ろからバスケットやら段ボールの小箱を見つけ出した。どうやら雑銭の会の買い入れの残りのよ…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の中から」 火曜は通院日で、眼科の検診があったから、それ以降は細かい文字が見えなくなった。仕方なく、別にやれることを探したが、雑銭くらいしか手元にない。 前に所沢Nコインズの倉庫から出た雑銭を売却に供したが、Aは手元に…

◎古貨幣迷宮事件簿 「南部銭のあれこれ」その2 (『南部駒』より)

南部銭のあれこれ その2 ◎古貨幣迷宮事件簿 「南部銭のあれこれ」その2(『南部駒』より) 引き続き、『南部駒』より一部引用し、K氏の思い出を記す。普通は他人の持ち物についてあれこれ品評などせぬものだが、K氏より「解明してくれ」と言われていること…

◎古貨幣迷宮事件簿 「見寛の原母」

四年銭小様から見寛に至る流れ ◎古貨幣迷宮事件簿 「見寛の原母」 資料整理を進めていると、みちのく大会(18回)の記念銭譜が出て来た。 南部古泉研究会(昆会長)の主催の時のもので、銭譜の作成には私も関与した。 末尾に「北岩手(八戸方面)に於ける…

◎古貨幣迷宮事件簿 『南部駒』

『南部駒』 南部古泉会資料集 抽出 ◎古貨幣迷宮事件簿 『南部駒』 十数年前から、資料を含めた「古貨幣に関する一切」を譲渡(または贈呈)して来たが、既にそれも終盤だ。存命中に完了出来るのであれば、我ながら収集家では珍しい例だと思う。 『南部駒』は…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の話」(続き)

小さく赤い文銭 ◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の話」(続き) 雑銭を何万枚と触っていると、いつの間にかある種独特の「勘」が働くようになる。 特に意識せずとも、「手に吸い付いて来る」ようにこれという品が「立ち上がる」ようになる。一枚一枚手に取って見ず…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の枚数数え」

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の枚数数え」 どうやら死なずに済み、遺産分与とはならなかったようなので、かつての知己を中心にサービスしてあげようと掲示したが、今回の雑銭については食いつきがなかった。 最初のひとつに食いつかぬなら、次のにも無いので、…

◎古貨幣迷宮事件簿 「古銭会での実際 ─主に古金銀の話─」

◎古貨幣迷宮事件簿 「古銭会での実際 ─主に古金銀の話─」 「雑銭の会」は三十数年前に発足した日本初の「ウェブ古銭会」で、当時はウェブ上ではまだ固定ページだけのサイトが大半だったから、割合多くの人が閲覧してくれた。 活動の目的は、実は個人的な目論…

◎古貨幣迷宮事件簿 「取り置き箱より」

◎古貨幣迷宮事件簿 「取り置き箱より」 日によって調子の良し悪しがあり、「何時までに何を」の目算が立たない。 その辺は、既に十年以上前から「会議・会合・飲み会には出ない」「冠婚葬祭も親の葬式だけ」と宣言している。何か約束をしたところで守れぬし…

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の会 福々セールの開始」

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の会 福々セールの開始」 納戸などから再び古道具や雑銭の類が出て来たので、処分することにした。 ほぼ最終段階なので、これまでの感謝の気持ちを込め、「福々セール」として順次、売却して行く。 「福」は「残り物に福」に由来す…

◎古貨幣迷宮事件簿 「分類が取り違っていた件」

◎古貨幣迷宮事件簿 「分類が取り違っていた件」 納戸や外の道具小屋の隅から幾らか古銭が出て来た。なるべく水面下で譲渡したり、差し上げたりしようと思うが、まだ数が多い。例によって、近代貨雑銭まで梱包されていた。ややウンザリ。 ま、差し迫った危機…