◎霊界通信R070922「お迎え」への対処(追補)その1
「お迎え」が来た時の状況については、これまで幾度も記して来たが、一度も書かなかったことがあった。今回それを少し補足する。
「お迎え(死神)」が来るというと、多くの人がイメージするのは、「夜一人でいる時に、気が付くと黒服の男が立っていて・・・」みたいな状況らしい。
このイメージは実態とは全然違っていて、「お迎え」は、「完全に覚醒して、物事の判断がつく状態の時」に、「周囲に人がいる・いないに関らず、生身の人と同じように」現れる。
これまで「お迎え」に会ったが、連れ去られずに生還した人の話を収集して来たが、殆どが遺族の語る内容で(二次情報)、自分自身が体験した話(一次情報)は僅かだ。
父や私が、その数少ないケースだが、いずれも周囲に人がいる時にやって来た。
父は自宅にいたが、玄関の呼び鈴が鳴ったので、ドアを開くと若い男が立っていた。
「大切な話がある」と言うので、中に招き入れると、その男は「奥さんを連れて行く」と言った。
日中で、隣接する自家スーパーは営業中だ。間近の倉庫にも店員が多数出入りしていた。
私の方は入院中だったが、夕食後にベッドに半身を起こしている時に、病室の扉を開けて二人組が入って来た。
別段、普通の人と変わりない身なりをしている。
八床の大部屋で、周囲にはほかの患者がいたし、看護師がひっきりなしに出入りしていた。
他にも生身の者が居るから、その二人の違いが歴然で、一瞥で「これは生きた人間ではない」と悟った。
この部分の状況について書き漏らして来たが、私(や父と言った当事者)以外の人には、その「若い男」や「二人組」が見えなかったのではないかと思う。
たぶん、他の人には、父や私が「空中に向かって何か話している」ように見えたと思う。すなわち妄想を抱いているように見えた。
この状況は物凄く怖ろしい。自分にはそれが存在しているのが見えるし聞こえるのに、他の者には一切認知出来ない。
遠縁の金太郎さんの件は、遺族の語る話だったが、末期がんで「最後の自宅滞在」の時に、日中に「青黒い顔をした男」が家の中にずんずん入って来た、とのこと。
これも昼食時のことで、農家だから周囲には家屋がいたと思う。(確認してはいないが、農家は皆で一緒に昼食を摂る。)
「お迎え」は周囲に人がいようがいまいが、関係なく目の前に現れる。傍に人がいることが意味を持つのは、対処できた後で関わって来る。(続く)