日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第6話(怪異譚) 山姥に妻を食われる話 (御明神村:現雫石町の話)

第6話(怪異譚) 山姥に妻を食われる話 (御明神村:現雫石町の話) 昔話では、山姥(やまうば:山に棲む老婆姿の化け物)も重要な登場人物の1人である。この話は、山姥に妻子を食われる類の話の中で、最もシンプルなパターンである。 今は昔。あるところに夫…

第5話(怪異譚) 芦名沢の小豆洗いの話   (馬場:現盛岡市の伝説)

第5話(怪異譚) 芦名沢の小豆洗いの話 (玉山村馬場:現盛岡市の伝説) 昔話では、数多くの妖怪が現れる。これは、日本中で知らぬもののない有名な妖怪「小豆洗い」の話である。 盛岡から奥州街道を北に進み、半日すると渋民の宿に着く。ここで一休みし、…

タスポのからくり

「これを導入する切実な必要性はあったのか?」という疑問の声が上げられていたタスポですが、販売店の話を聞くと、裏のからくりが見えてきました。 販売機には、基盤交換で対応できる機種もあったようですが、対応できなかった機種も多かったようで、その場…

第4話(女傑伝説) おれんの話  (玉山:現盛岡市の伝説)

第4話(女傑伝説) おれんの話 (玉山:現盛岡市の伝説) 昔語りには、必ず豪傑伝が出てくるが、女傑の話も少なくない。これもそんな話の1つである。 今は昔。巻堀の岩崎から玉山城の玉山氏へ、「おれん」という娘が嫁いだ。おれんは美人の上に怪力の持ち主…

コワイ女

このところ、メタボリ解消のため、少しは運動を心掛けるべく、自転車に乗り買い物に行ってます。 火曜の夕方、2キロ離れたスーパーに行く途中で、坂道を上ろうと自転車を漕いでいたら、向こうから女性が1人歩いてきました。 背が高く、すらっとした体つきで…

第3話(怪異譚) 化け物屋敷の怪   (西山村:現雫石町の伝説)

第3話 化け物屋敷の怪 (西山村:雫石町の伝説) 西山村の上長山に古びた藁葺き屋根の家があり、そのすぐ後ろの川べりには何百年も経たと見える河原柳が立っていた。雨後のタ日には、緑の小枝がやんわりと座敷の辺りにしだれ掛かっている。その柳の根元は朽…

京都にて(拡大)

拡大すると分かりよいと思いますが、これらが雨粒だとすると直径が20センチくらいの大きさになってしまいます。 大体、雨粒が写真で取れたとすると、まったくブレなく写すためには、かなりの速さのシャッタースピードに設定する必要があります。 縦に筋のよ…

京都にて

2週間前に、次女が京都へ修学旅行に行ったときに、撮ってきた写真です。 右上に、光源のようなものが写ってます。 もちろん、撮影時にはここには何も無かったとのこと。 「この手のは、プリントする際の液ダレでよくあるんだよね」 気持ち悪いと思わせないた…

第2話(怪異譚) 小柳沼の怪物の話 (御明神村:雫石町に伝わる伝説)

第2話 小柳沼の怪物の話 (御明神村の伝説) 御明神村は、昭和30年まで存在したが、町村合併で現在は雫石町の一部となっている。この話は明治33年7月18日に実際に起った話として記録されているため、記述が細に入っている。 今は昔。その日は朝から晴天であ…

第1話(姫君伝説) よろずの姫の物語  (渋民村:現盛岡市の伝説)

第1話 よろずの姫の物語 (渋民村:現盛岡市の伝説) 渋民村大字渋民にお稲荷さんがある。そこは昔、舘であって、平ノ庄司家次という長者が住んでいた跡ということである。これは、その稲荷にまつわる昔話である。 今は昔。沼田屋清吉という人の家に、よろず…

オバケな季節の始まりか?

例年だと、春先から9月頃までは「1年で最も静かな季節」で、妙なモノを見聞きすることもなければ、写真にも写りません。 世間では、夏場こそ怪談のシーズンなのですが、現実には「これぞ」という怪異現象は秋から冬の間に起きます。11月が一番激しいでしょう…

マグロと地震との関係

今年の春頃に、南三陸沿岸でマグロが異常にたくさん獲れたというニュースが流れました。 漁師さんたちは、「マグロが大漁の時には津波が来る」という言い伝えがあると言っていました。 その後、韓国でもマグロが大量に水揚げされたことは、まだ記憶に新しい…

夢の話 第111夜 恐竜の時代

息子が「本物のアンキロサウルスが見たいよ」と言うので、タイムマシンに乗って、白亜紀に行くことにしました。 マシンに乗り発進。 オレンジ色の亜空間を抜けると、そこに拡がった世界は7000万年前の空の上です。 しかし、着陸時にうまく機を下ろせず、地上…

九戸戦始末記 北斗英雄伝 其の五 風雲の章

この章のあらすじ] 疾風一行は三戸を脱したが、すぐに東一族の追手に追いつかれそうになる。しかし、三戸城中で疾風と東一刀斎との試合を見ていた工藤右馬之助が、先回りして待っており、敵をを追い払う。一行は右馬之助の手引きで、二戸宮野城へ入るが、宮…