日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

2010-01-01から1年間の記事一覧

臨死体験で見たこと

これまでに臨死体験に近い状況を2回経験しています。 2回はそれぞれ断片的なものでしたが、2回を総合すると、そこで体験したことに共通点があるのがわかります。 2回目を中心に、そこで起きたことを順番に並べてみます。 (1)トンネル 気がつくと、ト…

(北斗英雄伝)秀吉の名前

羽柴秀吉については、名前に関するごく一般的なルールを適用すると、次の通りの順番になります。 羽柴 関白 藤吉郎 豊臣 秀吉 最後の姓+忌み名の組み合わせを取ると、「豊臣秀吉」となるわけですが、これはこれで間違いではありません。「豊臣(ほうそん)…

(北斗英雄伝)登場人物のキャラ

友人の橋本時浩氏が、登場人物のキャラクターをデザインしてくれました。 ホームページの方では、五右衛門党の7人と紅蜘蛛、九戸政実、南部信直、羽柴秀吉がアップされています。 厨川五右衛門は、なかなかのイケメンですね。 物語の中では、無骨で野太い山…

(北斗英雄伝)宮野(九戸)城包囲戦の布陣

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」では、現在、篭城戦の真っ最中です。 これまで伝えられてきた上方征討軍の布陣は、ものによって極端に異なります。 1)馬渕川の西岸には、大浦為信、安東実季など出羽・津軽の諸将が布陣していたとする説 最も信頼性が高いとして…

(北斗英雄伝)工藤右馬之助の傘撃ちと三十匁砲

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の第19章には、工藤右馬之助の傘撃ちをもじった場面が出てきます。 「工藤右馬之助の傘撃ち」とは、かつて元暦屋島の合戦の際に、那須与一が扇の的を弓で射たことを引き合いに、蒲生氏郷が家臣に命じ、九戸党の工藤右馬之助に…

大平総理が懐かしい

今の政治情勢を眺めていると、大平総理のことが懐かしく思い出されます。 これまでは、バブル崩壊後の不況が長引いたため、とかく若手をもてはやして、「改革」を叫んでいれば何かが変わるような気がしていました。 でも、若い人、新しい人は、権力欲は旺盛…

「北斗英雄伝」はいよいよ最終章に その2

具体的に執筆の準備に入ったのは、十五年ほど前になります。 部屋ひとつ分の資料庫ができましたが、結局はその大半を「捨てる」ことにしました。 人が作った物語を踏襲しても意味がありません。 また、それらには、「馬で山道を1日50キロ近く進み、それを…

「北斗英雄伝」はいよいよ最終章に その1

昨日より盛岡タイムス紙上で、「北斗英雄伝」がついに「北斗妙見の章」に入りました。 この章は、宮野城が包囲されてから開城となるまでのエピソードとなります。 まだ60回くらい残っており、かつこれから原稿を書く部分もありますが、筆者としては早くも…

本丸の話

「本丸」や「二の丸」という言葉で知られる「丸」は、江戸時代になってから使われるようになった呼び方です。戦国時代にはこの言葉は使われていないわけですが、では何と呼ばれていたのでしょうか。 本郭? 「郭」も江戸になってから出来た言葉ですね。周り…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 其の18 紅蓮の章の要約

其の十八 紅蓮の章(要約) 天正十九年八月二十三日。 上方遠征軍を迎え撃とうとする姉帯城の城門は広く開け放たれていた。 その報告を聞いた蒲生四郎兵衛の顔が紅潮する。 「また何か悪さを企んで居るな。まったく癖の悪い奴らだ」 四郎兵衛は、城攻めに際…

<尖閣>その4 街の現場から

妻は外国人ですが、英会話講師として小学校に勤務しています。 妻によると、昨日、子どもに「お祖父ちゃんに、お前の先生は中国人なのかと訊かれた」と言われたそうです。 常識的には、日本で中国籍の人が、英会話の教育に携わることは、ほとんど無いだろう…

(尖閣)その3 映像を秘匿する理由

尖閣ビデオの流出に関連し、当事者や大臣等の責任論に、話がすり替えられようとしています。 しかし、原点に戻ると、そもそも「あの映像を秘匿する必要があったかどうか」ということに行き着きます。 事件として処理しないことになった時点で、あれは単なる…

さらにTPPの話

TPP関連の続きです。 日本と大して状況は変わらないであろう韓国が、いち早く参加を決めているのには、少し疑問を持ちます。 ニュース報道では、今ひとつ実感としてわかりません。 そこで日本にいる韓国人留学生に、「TPPへの参加をどう考えるか。また…

テレビの嘘(日本テレビ「スッキリ」のTPP報道)

11月9日の日本テレビの朝の番組「スッキリ」を見て、感じた感想です。 TPPに日本政府が参加する意向であることを素材に取り上げていましたが、報道の中で「これに反対する議員は、日本の産業の中で1割の農家の選挙票が欲しくて、反対している」と繰り…

(尖閣)まさに英雄

日本には、他人の顔色を見て己の態度を決める人間ばかりかと思っていましたが、英雄もいるわけですね。 「英雄」という表現に合致するのは、長谷川穂積(ボクシング)さんに続き、最近では2人目です。 もちろん、ビデオを公開した海保職員のことです。 録画…

夢の話 第148夜 家の前に立つ霊

最近は寝る度に、酷い悪夢ばかり。 これは先ほどの夢。 息子と一緒に外出し、車で信号の手前まで来ると、急に「カンカン」と鳴り、遮断機が下りる。 息子は、「ああ、ついてないな」と呟く。 そこで、「電車が来れば、踏切では人の安全を守るために、音が鳴…

<北斗英雄伝>一戸城訪問記

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の第18章「紅蓮の章」は、一戸城攻防戦をめぐる話になります。この箇所は資料的には皆無で、伝記物でも殆ど書かれていません。 手垢の付いた作り話が残っていないと、非常に助かります。昔の空想家が机の上で考えた話でも、そ…

<北斗英雄伝>田頭城はこんなところ

8月に退院してから、ようやく活動再開といったところです。 10月の中旬に、田頭(でんどう)城に行って来ました。 田頭城は、今の八幡平市(元の西根町)の田頭にあります。 県道?23号線を北西に進んで行くと、左側に田頭郵便局が見えてきます。 その…

アジアの「ジャイアン」

沖縄の米軍基地の移転問題で、日米の間がぎくしゃくしていた時期があります。 はたして日米は、今後も信頼できるパートナー足りうるのかどうか。 そんな疑問すら感じさせる事態でした。 では確かめてやろう。 中国政府の考えていたことは、少しゆさぶりを入…

尖閣問題で得をしたのは誰?

物事の構図は、「結果的に誰が得をするのか」を考えると、意外とわかりやすいものです。 この問題についての結論は、米国ですね。 日本人の多くは、基地移転問題で沖縄に住む人たちの心情に共感していましたが、沖縄県内の尖閣での問題が明らかになったこと…

「中国政府、尖閣を「核心的国益」に」への感想

中国政府、尖閣を「核心的国益」に位置づける(ニュース報道より)。 報道の真偽は問いません。一連の姿勢に示されている通りです。 中国政府の行ってきたことは、「侵略」以外の何物でもない。 これへの感想は、単に「盗人猛々しいもほどがある」です。 中…

さっさとビデオを公開すべし(尖閣)

中国政府は、最初から計算ずくで、「あこぎな日本人が、善良な中国人に武力行使する」問題の構図を作ろうと、漁民をそそのかして事件を起こしているのに、日本政府の対応の方は後手後手です。 漁船の方からわざとぶつかってくる場面を、全世界に向けて公表し…

もはや「戦後」ではない

「尖閣事件の船長釈放」のニュースを見て、「もはや戦後ではない」を痛感しました。 中国が南アジアや尖閣で行っていることは、「帝国主義的侵略」の何物でもない。 武力行使による侵略にさらされている東南アジア諸国は、今回の日本民主党政府の対応を見て…

夢の話 第147夜 死神の夢

今朝方の夢です。 夢の中で眼を開けると、最初に両膝が見えました。 揺り椅子に座ったまま寝込んでいたようです。 「涼しいというより、少し寒いな」 ぶるっと体を震わせ、背筋を伸ばすと、自分の3㍍前にも誰かが座っていました。 「おおっ」 オレと同じよ…

「やくざまがいの国」

尖閣諸島の事件に関連し、石原都知事が「中国はヤクザまがいの国」だと発言しましたが、言い得て妙です。暴力団と手口が全く同じで、1)まず最初に相手の失点やしくじりを探し、2)口では「それが正しいことなのか」と正義(自己の正当性)を主張します。そ…

郵便局不正事件の疑問

このところ厚労省の元局長(事件当時課長)さんが無罪になったニュースが、毎日報道されています。 しかし、私の周囲では、まったく別のところに関心が集まっています。 事件当時、書類を偽造したと見られる担当者は、今回無罪を勝ち得た課長(当時)さんの…

頭がおかしい

最近は、本当に信じられないことが多いです。 総理大臣が交替して何ヶ月も経たないのに、その総理大臣に直結する第1党の党首を選ぶ選挙をやろうとする。そのこと自体が、既に「国民不在」以外の何者でもないでしょう。 さすが、この党は政局しか考えていな…

病院の怪談2 「でかい女」の話

病院での怪異譚の続きです。 突然、心筋梗塞になった私は、たまたま近くにあった○○病院に入院しました。 動脈が3本詰まっており、これを2回に分けて治療してもらい、何とか3週間で退院することが出来ました。 この病院は循環器で有名で、救急車で運ばれる…

病院の怪談? 「キャリア婆さん」の話

8月に3週間ほど入院していました。これはその時の実体験です。 心臓の病気でしたので、入院期間の大半はベッドで寝て暮らしました。 昼夜ベッドで横になっているので、夜になったからといって寝られるわけではありません。 やはり消灯の後、2時3時になっ…

(北斗英雄伝)退院しました

7月の下旬に急病となり、以来、今日に至るまで病院に入っていました。 入院期間は、大よそ3週間です。 新聞の連載が17章の最後で、ちょうど18章を入稿する直前のことでしたので、8月の頭に休載となってしまいました。 毎日楽しみにしていた読者の皆様…