日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

「やくざまがいの国」

 尖閣諸島の事件に関連し、石原都知事が「中国はヤクザまがいの国」だと発言しましたが、言い得て妙です。暴力団と手口が全く同じで、1)まず最初に相手の失点やしくじりを探し、2)口では「それが正しいことなのか」と正義(自己の正当性)を主張します。そこで、少しでも考えたり怯んだりすると、どんどん踏み込んでくるのが特徴で、いつの間にか、その暴力団に金を払うことになってます。
 最初のしくじり(バクチや女、麻薬など)にあたりそうなネタがなければ、作ってしまえば良いわけです。
 自分の方から故意にぶつかってきて置いて、「やられた」「やられた」と騒ぐところなど、暴力団の手口と同じです。
 
 これは、車の前を走っていて急ブレーキを掛け、わざと後ろの車に追突させて、「事故だ。補償しろ」と騒ぐ輩とまったく同じ手法ではないか。
 あの漁船の船長って、漁民ではなく工作員である可能性だってあります。もしくは、政府当局から唆される・指示を受けている人でしょう。
 となると、日本側の対処法は、現在の政府が表明している通り、「毅然として処理する」です。
 同時に、万が一こちらに落ち度があれば、それをきちんと明らかにすることが基本です。
 暴力団が「正義」を振りかざしてきたら、問題をごまかそうとせず、届け出てしまうのが解決の近道。
 その一方で、不当に、また「なし崩し」にこちらの領域踏み込んだりはさせないという意志を、明確に示す他はない。話の境界線を明確に定め、曖昧に済ませようとしないことが肝要です。
 
 しかしながら、今の尖閣諸島事件は、突発的な事件ではなく、中国政府による侵略だってことに行き当たりますね。 この数年、中国が南シナ海で繰り広げてきた領土拡大工作の流れに沿ってます。
 ただし、裏の裏もありそうなので、十分に気をつける必要がありそうです。
 可哀相なのは中国人民で、中国政府が意図的に繰り広げてきたキャンペーンにころっと騙されています。 
 まずは、衝突の瞬間の映像を全世界に公開することからでしょう。
 
 内容を見ていないのに、漁船船長(=中国政府)は「ビデオは捏造だ」と言っているらしいです。確認していないのに、それが捏造だと何故言えるのか。要するに、その船長も、中国政府の言うことも、全部ウソだってことですよ。
 シーシェパードの衝突事件の際には、ビデオが存在したために「日本の船にぶつけられた」という主張が通りませんでした。大体はそれでかたがつくと思います。もちろん、中国政府が海軍を出して尖閣諸島を占拠するという事態に発展しなければ、ということです。
 
 ちなみに、基地問題で日米関係がぎくしゃくしていたのに、この1件で当面は、米軍に注文をつける人が少なくなるのではないでしょうか。いざという時には、第七艦隊に出動してもらわねばなりませんので、致し方ないところではあります。