日刊早坂ノボル新聞

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◎古貨幣迷宮事件簿 「文久銭の分類」

古貨幣迷宮事件簿 「文久銭の分類」

 中国の収集家より質問が来ましたので、可能な範囲で回答します。

 

質問)R051119 画像の文久永寶の分類は、文久直永類:本体、本体(次 鋳)、削字、狭穿、進点永、進点永(点)で宜しいですか。

 

回答)文久永寶の書体分類については、収集家間でコンセンサスが行き渡っているのは、大別6銭種くらいで、それ以下の細分類については、統一的見解は無いように思います。これは「収集家個人が自分なりに分類整理をしている」という意味です。

 よって分類名を表示する場合は、「どなたの」もしくは「どの銭譜の」という掲示が必要になります。

 私については型分類にはまったく興味がなく、この銭種の細分類の考え方には通じて居りませんので、ウェブにて掲示し、読者より何か意見があった際に改めてそれをお伝えします。

 

 ということで、何か参考になるご意見があれば承ります。資料(銭譜など)の紹介でも結構です。