日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

藩札

◎古貨幣迷宮事件簿 「稗三合一揆と八戸藩札」─見る者の見方で見え方が変わる─

◎古貨幣迷宮事件簿 「稗三合一揆と八戸藩札」─見る者の見方で見え方が変わる─ 天保期から明治中期までの北奥の話を書いているが、「物事の見え方は、見る者の境遇や見る時の立ち位置で変わる」と思うことが多々ある。 その一例が、八戸藩の野村軍記という家…

◎古貨幣迷宮事件簿 「遠野南部の公札」

◎古貨幣迷宮事件簿 「遠野南部の公札」 左側の札は四五か月前から消息不明だったが、書籍の間に挟まっていた。 この品には記憶があり、十五年以上前に、古文書の類でオークションに出品されていたのを「佐比内」の標記に惹かれて入手したものだ。 佐比内には…

◎古貨幣迷宮事件簿 「花巻商人の私札と準公札」

花巻四日町井筒屋源平衛の預切手と花巻川口町会所札 ◎古貨幣迷宮事件簿 「花巻商人の私札と準公札」 今年は一月から体調不良が続き、さすがに「今回ばかりは乗り越えられない」と思ったので、収集品を総て売却に供することと決心した。もちろん、検討が必要…

◎古貨幣迷宮事件簿 「米をお金に換える」

角館 米切手 ※「小林浄右衛門」としてあるが、「浄左衛門」である。 ◎古貨幣迷宮事件簿 「米をお金に換える」 今では日本のどこに行っても、人々がほぼ同じ制度および生活習慣の下で暮らしている。当たり前の認識だ。 ところが、わずか百数十年前の藩政期に…

◎古貨幣迷宮事件簿 「仙北角館の古札」

角館の私札類 ◎古貨幣迷宮事件簿 「仙北角館の古札」 整理の手が空かず、先週の開示品については明日以降の開札になる。 申し込みのあった品については、同価が多そうだったが、どのように処理するかはこれから考える。 申し込みを見れば分かるが、どうやら…