日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第94夜 塹壕の中

原稿を執筆中、疲労のため1時間ほど仮眠を取ったときに見た夢です。

私は塹壕の中にうずくまっていました。
周囲には3、4人ほど仲間がいます。
皆、軍服を着て、ヘルメットを被っていますので、戦時下にあるようです。
あまり遠くないところに砲弾が落ち、気を抜くことができません。

10メートルほど右側にも、同じような塹壕があり、そこにも5人くらいの兵隊が隠れているのが見えます。
そちらの塹壕の前に、陸上の円盤投げで使う円盤くらいのサイズの金属が落ちていました。
「気をつけろ」と叫んだのですが、その塹壕の兵隊たちは伸び上がって、その円盤を見ています。

すると、その円盤は急に人間の背丈ほどの高さに飛び上がりました。
一瞬、空中に停止したかのように見えますが、すぐに炸裂します。
円盤からは、ピンポン玉のような赤や白の玉が吐き出され、周囲に散らばりました。
「なんだよ、これ」
ピンポン玉が直接、体に当たった兵もいましたが、なんともありません。
「おもちゃかよ」

ところが、間をおかず、今度はピンポン玉が破裂します。
今度飛び出してきたのは銃弾でした。
ピンポン玉が広範囲に散らばっていましたので、隣の塹壕の兵たちは全滅です。

「おい、あれは新型の武器だよ」
参ったな。

しゅるしゅると音がします。
どしん。
ほんの5メートル先に、円盤が落ちました。
「きやがったぞ」
慌てて、銃で円盤を撃ち始めます。弾ける前に壊してしまえ。

しかし、円盤はパコンという音を発し自らの蓋を外します。
ピンポン玉が何十個も飛び出し、辺りに散らばりました。
私の前にも、赤や白の玉が転がってきました。
すぐ目の前に赤玉が見えます。

ここで覚醒。
外見はおもちゃのようですが、赤玉を目前で見た瞬間、死を意識しました。
うええ。これで終わりだよ。

現実には地雷の1種に同じタイプの「飛び上がって炸裂する武器」があるようです。