日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第162夜 降臨

今朝方の夢です。
 
眼を開くと、すぐ目前に2人の男が立っていました。
両方とも、上から下まで白い服を着ています。まるで2千年前の貫頭衣のような服です。
(もしくは、さっくりしたサマーセーターのような印象です。)
髪型は、こざっぱりした短髪で、2人とも50代の後半くらいでしょうか。
 
日差しは強いけれど、さほど暑くはなく、4月くらいの気候だろうと感じます。
風が吹き、男たちの服がパタパタと音を立てています。
男たちは何も言わず、ただじっと私のことを見つめていました。
 
(この人たち。一体誰なんだろ?)
と、頭の中で考えました。
すると、私から見て左側の人物が、ニヤッと笑います。
「俺たちは、お前がよく知る者だ」
う。もしかして。
 
頭の中で、(「このお二方は、神さまたちじゃないのか」)という考えが閃きました。
すると、今度は右側の人物が口を開きます。
「そういう呼び方はしないんだよ。俺たちは」
うわ、本物だ。
神や神の使いは、自分のことを「神だ」とは言わないものだ。
「私は神だ」は、愚かな人間をだます悪霊の常套句だ。
(そう言えば、タレントのNにパラサイトした占い師が、「神のお告げ」という言葉を頻繁に使っていたそうな。)
ほんの少しくだらないことを考えましたが、すぐに目前の二人に向き直りました。
 
(この方々は、なぜ、何をしに私の前に降りてきたんだろ。)
そういう思考を見透かすように、左側の神が語ります。
「今のお前は、あれこれ迷って足踏みしている。だから、背中を押してやろうと思って、ここに来たんだよ」
(この方は、キリスト教に関わる神さまだ、と直感が走ります。)
「俺たちは、キリスト教と言う呼び方はしない」
続いて私は、右側の神さまの方をちらっと見てしまいました。
(「こっちの方は、5千年前からいる大地の神さまだ」という自分の声が頭に響きます。)
これに、右の神さまが、ほんの少しだけ微笑みました。
 
「俺たちがどんな存在かなど、今のお前にはどうでも良いことだ。お前は、ただ己の信ずる道をまっすぐ突き進めば、それで良いのだ」
その言葉を聞き、すうっと、気持ちが楽になります。
そうか。あれこれと思い悩むことはないのだ。
私には、やり遂げようとしていることがある。なら、何ひとつ迷うことは無いのだ。
 
二人の神さまに向かって、深々と頭を下げます。
もう一度頭を上げてみると、二人の姿はありませんでした。
ここで覚醒。
 
夢のおかげで、心が澄み、集中力が高まりました。
さらには、この2年の間、心臓病で苦しめられた私ですが、「この後、直ちに死ぬことはない」ことも悟りました。
常時、胸の上に重しが載っているような苦しさを感じてきたのに、目覚めてからは何の痛みも感じません。
こういうことが、自分の身に現実に起きるとは、心底驚きました。