日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

「こわいもの見たさ」のグーグル活用術

遅ればせながらグーグルのストリート・ビューにはまってます。
家や人まで、鮮明に見えるのがスゴいところ。
ひとつ間違えば、プライバシーの問題にも抵触しそうなくらいです。
しかし、ま、絶対に訪れたくないが、「見てみたい場所」を探すのには最適のツールとは言えそうです。

私が絶対に訪れたくないが、今はどうなっているか見てみたいのは、東京の西東京市です。
と言ってもかつての保谷市の頃のことですが、ある寮で1年間暮らしたことがあるのです。

その寮は、まさに「ぶっ飛ぶくらい」の心霊スポットでした。
寮が出来て初回の寮生になったのに、その新しい3階建てのビルには、ふんだんに幽霊が出ました。
私も「部屋の窓の外に幽霊に立たれた」という、怖ろしい体験をしました。
ちなみに、窓の外には桟やデッキはなく、窓を開けるとすぐに直下の地面が見えます。
空中に浮かんでいたということなので、「これは人間ではない」とすぐに分かりました。

最悪の1年間でしたが、寮内はいつも暗い雰囲気で、ついには自殺する者も出てしまいました。

因果を含めるつもりはありませんが、小山の半分を崩して作った寮で、残っていた半分はお墓でした。
たぶん、寮の立っていたところも元はお墓だったのだろうと思います。
お墓自体は問題ありませんが、移転したり区画整理をするときには、きちんとご供養をする必要があります。

度々、夢に観るので、「いつかは過去と決別して、乗り越えないと」とは思うのですが、どうしても行けません。
駅前の中華料理屋の海老炒飯が美味しかったので、せめてそれだけでも食べて来ようと思ったのですが、それもかないませんでした。
駅に降りただけで、あの化け物屋敷に引っ張られるような気がしたのです。
ちなみに、この手の関わりは、「関係のない人」にはまったく何ひとつ不審なことは起きません。
あの時には260人の寮生がいたはずですが、私と同じような経験をした者は数十人だろうと思います。

このブログにも何度か書いていますが、自室にいて幽霊にドア側に立たれてしまった寮生もいます。
その寮生は行き場を失い、窓を開けて隣の部屋のガラス窓を蹴り破って逃げて来ました。
私はたまたま隣の部屋の寮生を尋ねていた折でしたので、窓の外から人が飛び込んで来たのでびっくりさせられました。
その寮生はよほど怖い思いをしたのか、小便を漏らし、ガタガタ震えています。
しかし、その時は私もその部屋の寮生も、そこで起きた事態を承知していましたので、3人で一緒にその部屋に戻り、その寮生に着替えをさせました。
TPOがあり、通り過ぎると何ともなくなるのも、この手の出来事です。
いつでも、誰にでも起きるわけではありません。

さて、その寮の辺りをグーグルで検索してみたのです。
すると、あの寮らしき建物は見当たらず、その後ろのお墓のあった小山も無くなっていました。
まあ、数十年は経ちますので、それも当たり前です。
たぶん、その後も良いことは起きなかったと思いますので、これで良かったのかもしれません。

ガスタンクの周辺には、大きなマンションや会社しか見当たりません。
今は不審事は起きなくなっているのでしょうか。
少し離れた所に、美味しい蕎麦屋があったのですが、これも見当たりませんでした。
「もうオレは、あの過去の呪縛から解放されたのか」とも思うのですが、その近くを訪れて、私自身が引き金になったらたまりません。
やはり、私は2度とあの町を訪れるのは止めようと思います。

念のため書き添えますが、悪縁は人を選んで現れます。
その場所に住んでいるからといって、あるいはそこを訪れたからと言って、即座に「祟り」があるわけではありませんので、念のため。
幽霊関係は、通常のところ、目をつぶってバットを振っている状態に近いのです。
たまたまバットが球に当たることもありますが、多くの場合、かすりもしません。
良く当たってしまう人でない限り、むやみに心配する必要はありません。
私は色んなところで、当たってしまうタイプです。
もちろん、煩わしいだけで、まったく嬉しくありません。
悪影響を除くために、月の半分は神社仏閣にお参りさせられています。
これは神仏に悪霊祓いを祈願しているのではなく、自分自身の心を整えているのです。