◎この人ウォッチング
『ゴジラ』(1954)に河内桃子さんが出演したのが、22歳くらいの時。
色白でスリム。画面で観てもビックリするほどウエストが細いのですが、この方はさらに身長が170センチありました。
時代を考えると、今なら180センチくらいの意味があります。
当時としては、一般人より頭ひとつ出た背の高さですね。
で、あのスタイルです。
もし街角に立っていれば、「天使か」と思うくらいのオーラがあっただろうと思います。
残念ですが、テレビなどで記憶にあるのはオバサンになられてからになってます。
一番良い時期の姿は、映画でしかうかがい知ることが出来ませんが、とてつもなくお綺麗です。
我々よりひと回りくらい上の世代にとっては、さぞ「あこがれの人」だったことでしょう。
ところで、『ゴジラ』の芹沢教授は最初の1作で死んだことになっています。その後も色んなところで、片目パッチの平田昭彦さんを見かけたわけですが、全部が芹沢教授のイメージを利用したキャラだったらしい。
てっきり今もご存命だと思い込んでいたのですが、80年代の『ゴジラ』(沢口靖子さんが出た)頃に亡くなられていました。
芹沢教授も「どこかに居て欲しい」キャラの一人です。
改めて、「昭和はもう四半世紀前に終わっていた」と思い知ります。