日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎「金持ち喧嘩せず」のはずが

◎「金持ち喧嘩せず」のはずが

 トランプ氏は米国有数の富豪で、いまや世界一の権力を手中にしつつあります。
 普通は「金持ち喧嘩せず」で、他の者から何を言われようとも平気な筈です。
 国権を操作して、自身の利得に結び付けようと思えば自由に出来るし、気に入らない国にはミサイルだって撃てます。
 ところが、自ら率先して他人を非難・誹謗・中傷するし、他者からのささいな批判にも過剰に反応してしまいます。

 これは一体何なのか。
 いつも思いますが、こういう人は自分の弱点を知っているので、相手より先に攻撃してしまうし、そこを突かれることを恐れているから過剰に反応してしまうのだと思います。
 攻撃が最大の防御となるのは、自分が弱者の時だけで、強者となったときには、いちいち反応していては自分が擦り切れるだけです。
 まだ職に就任してもいないのに、何となく「皮が剥がれてしまった感がある」のは、そういう理由です。

 攻撃性は「弱点を隠すため」は、不変の真理。
 攻撃的な人をじっくり観察すると、どれもこれも総て当てはまります。
 当方も攻撃的ですが、理由は「自分には明日が来ないかもしれないと思っている」からですね。そこが自身で感じる最大の弱点になっています。
 こういうタイプは、とにかく距離を起き、近付かないのが無難です。

 トランプ氏はやはり政治素人なので、そこに不安や恐れを感じているのでしょう。
 トランプ氏が感じているような「恐れ」は過剰反応に結びつくことがあり、「2018年に米中戦争」という預言も、あながち「絶対に起こりえない出来事」ではなくなって来ました。