日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎奇数は縁起が良い

◎奇数は縁起が良い
 朝の仕度をしていた家人がぼやきます。
 「わたし。もうハゲだ」
 そこですかさずひと言。
 「よかったじゃん。これで3つ揃った。デブでババアでハゲ。3は縁起が良い数だよ。何事も縁起が良いとされているのは奇数で、3とか7とかは好んで使われる。ご祝儀は1万円の次は3万円だし、不祝儀だって5千円の次が1万円。2とか4とか偶数は好まれない」
 「・・・」
 外国籍とはいえ、最近はダンナがからかっていることに気付いてしまいます。そこで話をそらすべく畳み掛けます。
 「次は5だね。チビとか足してもまだ足りない。ま、チビは女性の場合は欠点にはならない。小柄な女性を好む男は多いから。あとボケってのがあるよな。7まではまだ遠い。もう少し頑張んないとね。7の次は9じゃなくて、末広がりの8」
 「このバカ。ハゲ」
 話の主旨に気付かれ、一件落着。
 でも、欠点ってのはそれが欠点であって「恥ずかしい」という感情があるからマイナスに働く。
 それを欠点と思わなければ、何と言うこともないですね。
 臆することなく前に出すと、相手に圧力を与えます。

 「オレはハゲだが、それが何?お前に迷惑をかけたのか。どこがどういう風に問題なのか説明してみて」
 これをうんざりするくらい延々と続けると、次からは何も言われなくなります。人をからかう人は相手が凹むのを見て、優越感に浸りたいわけですが、その狙いからすると展開があまりに面倒になってしまいます。
 要するに「気にするな」ってこと。

 ま、普通は冒頭のひと言で「そんなの気にするな。毛が減ると共に奥行きが出たと思えばいいよ」とかナントカ言いますね。
 でも、それでは面白くない。デブもババアも仲間に入れてあげなくては。