日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第83夜 魚釣り

夢の中で立っていたのは土手の上。
竹竿と糸、針の簡単な仕掛けで、魚を釣ろうとしています。
土手のヘリにある金網のフェンス越しに仕掛けを投げるつもり。
フェンスの向こうは池ですが、下まで20丹幣紊呂△蠅修Δ任后
山から下りてくる水が流れ落ちており、滝つぼの近くにはうようよと魚が見えます。

「ここは難しいんだよな」
後ろの連れに声を掛けます。連れが誰かはわかりません。
「遠いから?」
「いや。釣れ過ぎるんだよ。マス科の魚なら美味いんだけどね。ここの渓流には得体のしれんヤツが多いから」
ま、変なのは放しちまえばいいか。

水に仕掛けが落ちると、数秒で魚が掛かってしまうため、よく狙いを定めピンポイントで入れないと、余計なヤツが掛かります。
慎重に投げると、やはりすぐに食いつきました。

岸まで引き寄せてみると、オレンジ色の筋が入った妙な魚でした。
「オイカワやニジマスならまだいいんだけどね。こんな金魚みたいなのはね」
外してもどそうかな。

そこへそこの管理人らしき人が通りかかりました。
「だめだよ、放しちゃあ。釣った魚はきちんと上げて持ち帰ってね。放したところで、どうせ死んじゃうんだから」
それもそうだ。キャッチアンドリリースって、魚を苦しめるだけなんだよな。

ひゅっと棹を上げると、魚は思いのほか近くに飛んできて、金網の穴に頭を突っ込みました。
腹にはオレンジ色と金色の2本の線が入っています。

「こんなヤツはいらんなあ。昼飯にちょうど良いくらいの、さっぱりしたのが良いのにね」
脂も乗りすぎているようで、ビカビカ光っています。

再び池を覗くと、でかい鯉やら、鮭やら、マグロや鯛がぐるぐると回遊していました。
外側には、控えめにヤマメやニジマスが泳いでいます。
ああ、あの辺のマス科の魚が一番良いよなあ。

ここで覚醒。
夢の中の魚は多くお金の象徴ですが、今回はどうでしょうか。