日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎コレクション道あれこれ (4)メンコ・ベーゴマ

f:id:seiichiconan:20200308115239j:plain
f:id:seiichiconan:20200308115313j:plain
f:id:seiichiconan:20200308120409j:plain
f:id:seiichiconan:20200308120430j:plain
戦前のメンコとベーゴマ

◎コレクション道あれこれ (4)メンコ・ベーゴマ

 部屋の片づけ中に、ふとした品物を見付けると、手を止めて見入ってしまう。

 これじゃあ、何時になったら終わるのか。

 

 古面子は段ボールで持っていたと思うが、あまり興味が無く、おそらく郷里の倉庫のどこかに入っている。その倉庫が取り壊しになれば、たぶん、ゴミとして捨てられるのではないかと思う。

 中央に「村社(むらこそ)」とあるが、顔を見ると、ベルリンオリンピックに出場し4位入賞した村社耕平選手だろうと思う。

 ところが、右側に「庄一」とある。

 30秒くらい手を止めて考えたが、微かに思い出した。

 メンコの絵柄の脇の「庄」、「鉄」、「狐」は、グ・チョキ・パーに同じ。

1)庄屋は偉いので 鉄砲を持った猟師に勝つ。

2)猟師は庄屋に負けるが、鉄砲を使えるので狐に勝つ。

3)狐は猟師には負けるが、庄屋をだまくらかして勝つ。

 この三竦(すく)みの関係で、「庄」の「一番目」ということになる。

 となると、かなり強い札だ。

 今のカードゲームは、昔から似たようなものがあったわけだ。

 

 鉄のベーゴマは、今も昔のスタイルのものが作られており、御徒町で買える。

 この品は戦前のものだが、今のものとの違いが分からないので、あまり集めなかった。

 寛永銭を束ねてコマに仕立てたものは、風俗文化的な資料と言う意味を持つと思う。