日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第114夜 工事現場にて

先ほど、仮眠中に見た夢です。

大きな家に住んでいます。
居間の広さは、ボウリングができるくらい。
ボウリングのレーンが置けるくらいの広さではなく、12レーンくらいのボウリング場が入るくらいの広さです。
「ウチって、広すぎるくらい広いよね」

階段を上り、2階のテラスに出てみると、そこから見える庭も広大で、東京ドームくらいの面積がありそうです。
ガガガガ。
なにやら大きな音が聞こえます。
音のする方を向くと、庭の一角に、大型トラックやらパワーショベルやら建設車両が入り込んでいました。
なにあれ?ウチの庭でなにやってるの。

階段を降り外に出て、近寄ります。
すると現場監督らしき人がワタシを見つけ、大声で叫びました。
「おいオマエ。ここに入ったら危ないだろ!」
少なからずムカッときます。
「危ないも何も、ここはウチの庭だ。責任者を出せ!」
作業員の1人が誰かを呼びに行き、5分くらいすると、俳優のツガワ・マサ○○さんそっくりの管理職らしき人が出てきました。

「今、ショッピングセンターを建設中なんですよ」
「建設中も何も、ここは空き地ではなく、ウチの庭だよ。お宅の会社は断り無く、勝手に車両やら機器やらを置いている」
「まあまあ。ゆっくりご説明しますから」
ツガワは私の先に立ち、周囲の案内を始めます。
「お宅の後ろには、まずショッピングセンターが建ちます。駐車場は600台くらい入る規模で、この地域では最大規模ですね。それが終わると、隣には病院。その隣には役所が移ってきます。スゴイでしょ」

「スゴイでしょって言われても、当家には関係のない話だよ」
「今は野っ原ですが、お宅の家の周りはビルが林立します。その結果がスゴイのです」
「今、そちらがやってるように、勝手に人に出入りされるだろうね」
「イエイエ。今はひと坪2万円くらいの地価でしょうが、全部が完成すれば坪50万から70万くらいの値段にはなるでしょう。お宅様は1万坪はありそうですから、とんでもない金額になりますよ」
「何億円になろうと、別に売るつもりはないから関係ないよ。庭には林があり池もある。自分ちの庭で魚釣りができるってところが気に入っているからね」
「ではこちらへどうぞ」
ツガワに先導され、私は当家の裏へ回る。家を迂回するのに5分以上掛かった。
まるでお城のような家だな。我ながらあきれてしまう。

「こちらには、あえて小さい路地を作り、専門商店街ができるのです。アーケード式のショッピングモールですね」
そこは元々、大正時代の家が立ち並んでいたところで、今は大半が朽ち果てた廃屋となっている。
「お化けが出そうな建物ばかりですが、ここも現代風に生まれ変わります」
ふうん。逆にその風情が気に入っているんだけどね。
「この先がスポーツセンターで、オリンピックも出来るようなプールになります」
 
話を聞いていると、どうやら当家の周りには、街がそっくりできるらしい。と言うより、新しい都市が丸々移転してくるというのが実態に近そう。
ウチだけ、買収に応じなかったということなんだな。
「1年後までに完成する必要があるのですが、お宅様の庭がなかったら、工事が全く進まないところでした。どうも有難うございます。では次をご案内します」
まだ、あるのかよ。

脚が痛くなるくらいの距離を歩いているのだが、先の方が長いらしい。
しかし、ツガワの後を歩いていて、改めて気付きます。
「それが、いったいウチの庭を勝手に使うことと、何の関係があるんだよ!」

ここで覚醒。
脈絡の無い夢で、何を象徴しているかよくわかりません。
自意識(かなり強いらしい)が冒されつつあるという気持ちが、心のどこかにあるということでしょうか。