日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

お祓いをしたら七転八倒に

月曜には妻はバイオリンの稽古に行きます。
四十ウン歳にして、「自由にバイオリンが弾けたら楽しいだろう」と思い立ち、半年前から習いに通っているのです。
稽古から帰る妻を、駅まで迎えに行きました。
妻は好きなことをしているので、楽しそうです。
そんな妻を見ていたら、少々愚痴をこぼしたくなりました。

「カアサン。オレは最近悩み事がある」
「なに?」
「オバケに憑依されてる気がするが、どうしても離れてくれない。からかわれているのではないかと思うようなことが頻繁に起こるし、小さなことで思い詰めて死にたくなる。真剣に死にたくなるのは、あの世に連れて行こうとするオバケの仕業だろう」
実際、時折ごそごそと人の気配もします。

これに、妻は平然と返します。
「ワタシにもオバケがついてる」
ああ、ホントだ。昔からですが、妻には時々男のような陰が寄り添ってます。
「ワタシのは、悪い願いごとだけを叶える。嫌いな人のことを、こんな人病気になればいいのになんて思うと、間違いなく実現する」
これも昔からです。
(冷静に考えると、夫婦の会話としてはおかしな内容ですねえ。)

「じゃあ、トーサンのはワタシがお祓いをしてあげる」
妻はワタシの背中に、悪霊祓いの祈祷をしました。

帰宅したら、すぐにエライことに。
腹痛から始まり、下すわ、嘔吐するわ、で七転八倒です。
5時間くらい経過して、ようやく椅子に座れるようになりましたが、「もう救急車を呼んでもいいよ!」と叫ぶところまで行っていました。

妻も長女も腹痛を訴えていましたので、風邪か、あるいはノロウイルス感染なんてのもありそうですが、タイミングが良すぎでしたね。

私にはこれという霊感はありませんが、物理的に認めざるを得ない異常現象が続いていますので、ついつい「悪霊のしわざかも」と結びつけて考えてしまいます。