日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

座して腐るのを待つより

衆院選になりました。

自民党政権で「ただ座したまま腐るのを待つ」より、ひとまず政権交替を実現させ、正反対の政策がどれだけ可能なのか確かめることが必要なので、今回の民主党には負ける要素がありません。
もちろん、支持されるのは政党ではなく政策なので、もし言っていたことが実現できないとわかったら、反動も激しくなることでしょう。その意味では、これからの民主党は気を抜く暇がありません。ずうっと命懸けでやってもらいましょう。
民主党に票は入れますが、党の政策決定を盲目的に肯定する人は皆無だってことです。

自民党の決定的なミスは、東国原氏問題以前にも、政局ばかり見ていたこと。今さら政治資金規正法云々の議論を持ち出すことくらいピント外れの戦略はありません。
今はHOWではなくWHATですよ。
年金をどうするのか、医療や社会保障をどうするのか、で勝負しなけりゃね。
なし崩しに、「足りないから税率を上げる」では、それこそ説明不足。

ヘタクソな政策で金を垂れ流しておき、消費税で賄おうなんて、まさに安直の限り。
消費税を上げて国民が耐えられるのは、それが社会保障のみに使われる場合です。素人(役人)が企画した公営施設のケツを拭くためじゃありません。
英連邦では日本よりはるかに税金も消費税も高率ですが、失業して1週間後には失業手当が出ます。子どもの育成には、それこそふんだんに福祉手当が支給されます。大体、公共医療は無料でしょ(いつも混むらしいですけど)。

麻生総理が良かった点は、少なくとも途中で投げ出さなかったこと。
安倍ソーリも福田ソーリも批判や非難とは戦おうとしませんでしたが、麻生氏は何を言われても辞めませんでした。
今となっては、評価できる要素だと感じます。
男らしいオヤジです。