日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

紅蜘蛛が好き。

 書いている者が言うのは変ですが、「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の中では、紅蜘蛛のキャラが最も好きです。心なしか、紅蜘蛛の登場場面だけは丁寧に書いている気がしますね。

 日中はやはり普通に仕事をし、深夜こっそり机に向かう、「アルバイト・ライター」、もしくは「フリーター・ライター」(けしてフリーライターではない)ですので、全部一発での書きなぐりです。既に500回分は入稿していますが、推敲をしたことは一度もありません。
 理由は簡単で、「できないから」、「時間の余裕が無いから」ということです。
 編集者の目を潜り抜けると、そのまま活字になってしまいますねえ。これが悩みの1つ。

 でも、紅蜘蛛は得難いキャラです。
 登場場面では、勝手に動いてくれるので助かります。「勝手に動いてくれる」というのは、事前にコンセプトを詰めていなくとも、書き始めると自然に「いかにも紅蜘蛛」というように動いてくれます。
 政実よりも、疾風よりも、この紅蜘蛛が好きで、いつの間にか、紅蜘蛛目線になってしまいます。
(やや政実や疾風のキャラが後ろにあるのはそのせいかも。)

 まあ、基本は、あくまで九戸の戦いのサイドストーリーですので、そういう脇役の心情を楽しんで貰えれば、と思います(紅蜘蛛が脇役かどうかは別にして)。

 現在は、浄法寺修理の去就を執筆中です。
 大湯四郎左衛門は、正々堂々とした人格で書いてますので、修理の方は「曲者」のイメージの方が良いですよね。