夢の話 第１４６夜 大人の顔をした赤ちゃん

夢の中で気がつくと、床屋をやっている叔母の店の前に立っていました。

この叔母は、先年亡くなった２番目の叔父の奥さんです。

この叔母の家の前にベビーカーが置いてありました。
近寄って中を覗きこむと、赤ちゃんが入ってます。
女の子でした。
ヒラヒラの赤ちゃん帽子を上げて顔を見ると、赤ちゃんは目鼻立ちの整った美人さんです。
でも、これって赤ちゃんというより、大人の女の人だよな。
２８歳から３１歳くらいの間かな。

この赤ちゃんはオレの顔を見ると、「だっこして」と言わんばかりに両手を上に伸ばしました。
「ごめんな。遅くなって」
そう言って、オレは赤ちゃんを抱き上げました。

抱き上げると、やはり赤ん坊で、５キロもありません。顔つきは大人だけど、体はやっぱり赤ちゃんです。

気がつくと、近くに叔母が来ていました。
「その子を連れてってもいいよ」
そうだよな。

頭の中に、色んな情景が浮かんできました。

この子は２０年前に生まれ替わるはずだったのに、事情により生まれて来ることが出来なかったのです。

よってさぞ今まで困ってたことだろう。

元は叔母の近くにいた女の人だ。

確か親戚の誰か。
叔母の田舎の葛巻町に行った時に、１度庭の隅に立っていたのを見たことがあります（オバケだけど）。
でも、オレはこの子を連れて帰った後は、どうしよう。

それから先は、一体どうすればいいんだろ。

ここで覚醒。