日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

クリミナル・マインド 死刑へのカウントダウン

 私は日に3、4時間しか眠れない体質(?)で、なかなか寝付けません。なるべくスンナリ眠りに入るための就眠儀式が、DVDになってます。寝酒を1杯飲み、画面の前で横になるのですが、DVDを観ながら眠りに落ちてしまうので、居間の床の上が寝床になってしまいます。
 途中で寝込んでしまうので、DVDも途中までになってしまいます。レンタル店で、週に12本は借りてますが、しかし、きちんと観直すほどの作品は少なく、そのまま返してしまいます。
 
 映画は、90分から2時間かかりますが、その点、ドラマは2本立てで、1本が1時間弱で終わるので、寝ビデオとしてはちょうど良い長さです。
 中国ドラマや韓流時代劇を数百本観て、最近は米国の犯罪ドラマの2順目に入ってますが、CSIシリーズ、ボーンズ、など、最初の10分で筋立てが見えてしまいます(苦笑)。
 
 今現在は、「クリミナル・マインド」のファーストシーズンですが、日本で言えば、ひと昔前の「特別機動捜査隊」みたいな、渋いつくりになってます
 ファーストシーズンは、もう4年くらい前のシリーズだと思いますが、時々、すばらしく良く出来た回があります。
 とりわけ、この#14の「死刑へのカウントダウン」は秀逸。
 そこいらの映画より面白いです。
 
 簡単に筋を書けば、こんな具合です。
 シリアル・キラーの夫を持つ妻が共犯者として逮捕され、実の息子の殺人犯として死刑になろうとしています。
 夫による被害者が当初の12人の他に、何人かいることを想定し、それを探るべく捜査に来たギデオン捜査官らが、妻が無実であることを発見し、それを立証すべく奔走します。
 実際には、妻は夫の手から息子の命を守るために、密かに逃がしていたのでした。
 ギデオンはその子どもの居場所をつきとめ、死刑の執行を止めようとしますが、その母親は今度は息子の将来を守るべく、刑に服するのでした。
 
  「神さまが与えた最大のプレゼントは、自分を親にしてくれたこと」なので、子のためなら命をも惜しまない。
 そんな親の心が、この回のテーマになってます。
 子を持つ親にとっては、身につまされる話で、後半になると謎解きの展開はどうでも良くなってしまいます。
 もはやサスペンスドラマには留まらなくなっているところがスゴイです。
 
 前にも見た筈ですが、またもや泣かされました。
 序盤に細かい素材を振ってあり、後段で「そういうことか」と気づかされますが、さすがに正味40分では、テンポが速すぎます。一度、映画の尺(2時間強)で見てみたいものです。
 この回は、何という人が書いた脚本なんでしょうね。