日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(北斗英雄伝)店頭にて雑感

先週末、たまたま岩手を訪れました。
所用が重なっていたので、駆け足での滞在です。
 
「北斗英雄伝」の1巻目印刷本を出してから、ほぼ2週間。
紙の書籍は発行部数が少ないため、全国書店流通には回りません。
 
当初の目的とするところは、スマホの普及を見越し、電子書籍としての流通です。
一方、今のところ商業ベースの活動となっていないため、メディアでもまったく紹介してくれません。
このため、図書館で紙の本に目を留める機会も、「北斗妙見の志」を広めるために重要です。
印刷本はこの目的で作成しましたが、今現在は北奥地域の図書館や学校に、紙書籍が回り始めているところです。
 
もちろん、「どのような人がこの物語に興味を持つのか」を探るため、ウェブ販売や一部書店廻りを試みています。
男女、年齢層のどの辺が興味を持ってくれるのでしょうか。
これはコンテンツの構成を考える上で、非常に重要な情報です。
よって、紙本に対する反応を掴むまで、電子書籍の発行を遅らせるものとしました。
 
書店廻りはまったく鈍いですね。
通常の配本ルートとは別の流れによるものですので、当たり前です。
唯一、盛岡さわや書店さんのみ、案内が届くと直ちに折り返し、FAXでの発注を頂きました。
この迅速さはスゴイです。
 
しかし、今のところ、ウェブ経由はまずまずですが、一般書店は鈍いです。
顧客注文の取次ぎが中心となってます。要するに、ボツボツと数部ずつ発注が来る状態です。
これも当初から予期していたこととはいえ、目の当たりにするとがっくりします。
 
そんな中、たまたま数少ない販売店の前を通りました。
遠くから覗くと、青色の表紙が何冊か見えています。
本の前には、50-60歳くらいのご婦人が立っていました。
「買うのかな」と少し見ていると、その後婦人は3冊ほど手に取り、レジに向かいました。
知り合いの分まで買ったのですね。
おそらく連載時から読んでいただいているのでしょう。
「そうでしょう。そうでしょう」と独り頷きます(笑)。
いざ早坂節を受け入れたなら、シビレるくらい好きになるはずです。
 
今朝方、岩手から帰宅したのですが、メールが何通か入っていました。
いずれも後援会宛で、「全巻を予約購入したい」との申し込みです。
1巻目を読み、気に入ってもらえたのだろうと思います。
 
有り難いですね。
本が売れるかどうかは、ほとんど関心が無いのですが、自分の作品を読み、現実に「面白い」と感じてくれる人が現れると、創作を続ける上で励みになります。
書くべきテーマはまだ沢山ありますので、なんとか体調を維持できれば、感動を提供できるだろうと思います。
鋼の信念こそが、最大の取り得ですので、死なない限りは続けますとも。