日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

第六感はどこから来る?(競馬)

9月8日(土)の夜、就寝中に夢をみていたのです。
何か筋書きのある夢をみていたのですが、それが突然終わり、画面(視野)が空白の状態に替わります。
ちょうどホワイトボード(WB)のような空間です。
 
すると、そのWBにするすると文字が浮かびます。
「パゴ」
パゴ。パゴって何だっけ?
記憶を辿ろうとしますが、就寝中だったこともあり、頭がうまく働きません。
すると、数分後に、「アサティス」という文字が書かれました。
アサティスアサティスなら競走馬ですね。
じゃあ、パゴもきっとそれです。
 
このパターンは・・・、「お告げ」に間違いありません。
ついに来たかあ。
今年は直感が働かず、競馬でもかなり苦労しています。私の場合、馬券購入の基本は、「勢い」や「宿命」にかかわる直勘だけです。
とりあえず、写真でも撮っておくことにしました。
これがその写真です。
イメージ 1 掲示の通り、9日日曜早朝に、「パゴ」、「アサティス」というメモを残しました。
 ところが、ここから先が大変です。
 パゴは結構古い牝馬で、もちろん、とっくの昔に引退し、繁殖に入っているばかりか、もはや母親としての務めも終わっているのではないでしょうか。
 「母」で検索しても現役馬はいません。
 では「母の母」か「父の母」ですね。
 
 そうなると、ぞろぞろと何頭か出てきます。
 しかし、もしこれが「お告げ」だとすると、日曜のいずれかのレースに出ているはずです。
 中山・阪神の出走馬を順々に見ていきます。
 通常は、大きなレースで、かつ低人気の馬。当該馬がからむことで、大穴が開きます。
 しかし、東西のメインレースには、パゴに関連した馬は出走していません。そこで、検索範囲を広め、1600万条件を探しました。
 ようやくここで、阪神10レースのオークランドレーシングトロフィーに、メイショウエバモアが出ていることがわかります。母はパゴパゴで、母の母がパゴですね。(ただし、JRAの検索方法によっては、別の馬柱が検出されます。データエラー?)
 アサティスは日曜の「出走馬なし」なので、これが競走馬だということを知らせる意図だろうと思います。
 
 このレースで、メイショウエバモアは5番人気あたり。10頭立てですので、ちょうど真ん中です。
 頭数が多くないので、馬連から3連単まで買いたいのですが、今回はこの1頭しかわかりません。
 「お告げ」は、出走馬の人気や競争成績、レースの展開とは基本的に無縁です。よって、他はどう買っていいのかわかりません。
 仕方ない。
 メイショウエバモアの単勝複勝馬連馬単の総流ししかありません。
 基本は、穴馬券になっているはずですので、軽く流すだけです。また、春から負け通しなので、タネ銭も多くありません。他に買いたいレースが2つありますので、ここに投入可能なのは最低の金額ですね。お付き合い程度。
 結果はこちら。
 イメージ 2
 テレビのレース実況を見られなかったので、確かめたのは数分後です。
 「イテテテ。マジかよ」と叫びました。
 母の母パゴのメイショウエバモアは、見事1着でした。
 的中しているわけですが、なんだかうれしくありません。
 実入りの多い、三連複・単を買っていないからですね。
 単複、馬連単だけなら、購入金額を2倍か3倍にしておけば良かったなあ。
 メインレースあたりなら、過去の実績や近走のレースぶりをチェックできるので、2頭目頭目を推測する手掛かりはあるのですが、条件馬ではいかんともしがたいです。
 「お告げ」の場合、前提が万馬券から十万馬券なので、少頭数のこの程度の配当の1着当てで、「お告げ」「第六感」の流れに沿うものなのか。
 
 「お告げ」の活用法にはルールがあります。
〇大きくつぎ込んではいけない。単勝複勝でせいぜい1点につき数十枚まで。馬連も1点5~10枚、三連複も3~5枚、三連単は1~3枚です。全体の運気をかき乱さないためだろうと推察します。その気になって、ここから外れ、百枚単位で突っ込むと、実現しなくなります。以前、300倍(確か)の馬券の夢を見たので、1点に10万入れたことがありますが、ゴ-ルで写真判定となり、鼻差で1着3着となりました。
〇レースの事前事後に、他言してはいけない。「お告げ」は来た「本人限り」のものなので、事前に他言すると運気が損なわれる。事後の吹聴も、その後に影響します。
 
 しかし、今回はまるで不発です。
 2年前のオパールステークスで、1着アポロフェニックス→2着エーブダッチマン→3着スギノエンデバーを、3頭まとめて教えてもらった時には、わずか30枚を振り分けただけなのに、※百万に到達しました。(三連単が50万前後だったからです。) 単勝から三連単まで、購入した全馬券が的中しました。購入馬券が総て的中券となったのは、この時だけです。
 しかし、今回、深夜の「パゴ」から、当該レースの1着に辿り着いた割には、何かアガリが小さい話のような気がします。
 
 この謎はすぐに解けました。
 中山11レースの京成杯オータムハンデでは、1)レオアクティブから3歳4歳馬への流し(勢い)、2)スマイルジャックコスモセンサー(過去2年の安田記念3着馬同士)から三連複・単の総流し(底力と運気)、3)前掲2つの流れの交差軸(レオアクティブ×スマイルジャックコスモセンサー)を予定していたのですが、急遽、阪神10レースのお告げが入ったので、3)の馬券を買いませんでした。
 今回、スマイルジャックはねらい目で、そろそろ走り頃。穴党には願ってもないチャンスではないか。
 人気にならない馬なので、2)は単・複から買っていたのです(相手はコスモ1頭)。
 結果は、1着レオアクティブ、2着スマイルジャック、3着にスピリタスが差し、4着がコスモセンサー
 3着4着がゴ-ル直前で替わり、結局は複勝のみ的中でした。
 網をすり抜けるように、勝負馬券が外れてますね。1・2・4着の組み合わせなら、購入した馬券でも2)できっちり当たってます。買う枚数が、お告げレースとは桁違いなので、痛いこと痛いこと。
 
 お告げのねらいは、まさにここだろうと思います。
 集中力を他に向けさせ、勝負レースの力点を外すというものです。
 きっと今回は当てて欲しくなかったのでしょう。
 いつも「良いお告げ」ばかりとは限りません。バクチの神様はきまぐれですからね。
 
 京成杯AHや毎日王冠は、夏場を順調に使ってきた高齢馬が結果を残すレースです。
 ここ数年では、カンパニーが記憶に新しいですね。
 今回はスマイルジャックが結果を出したので、カンパニーのように晩年にして完成の域に達してほしいものです。
 
 今回の「お告げ」には、「騙された感」がアリアリですので、ここに書いても良いのではないかと思います。
 これまで「お告げ」めいた馬券をものにした時は、最低でも※十万の桁にはなっています。
 やはり、お告げの目論見は別のところにあったのだろうと感じます。
 
 馬券的な妙味はまったく無かったけれど、かたやスマイルジャックの好走はうれしい限りです。
 何とか、引退前にG1を取ってほしいものですが、天皇賞よりもやはりマイルCSでしょうね。