日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

サクランボの枝

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家人がブルーベリーの鉢植えを買ってきたのです。
このところ、夕方になると決まって雷雨が降りますが、このブルーベリーの木はいかにも弱そうで、すぐに折れてしまいそう。
そこで、庭の隅に落ちていた木の枝を添え木にしました。

この木の枝は、2、3年前に、サクランボの枝を払った時に、「燻製用に使えるかも」と取り置いたものです。
ちなみに、桜やサクランボのチップを燻製で使うと、もちろん物にもよりますが、なかなか良い香りがします。

1週間くらいして、そのブルーベリーの鉢を見ると、なんとサクランボの枝から葉が出ていました。
もう、数年間も野ざらしで、とっくの昔に枯れていると思っていたわけですが、どっこい生きていたのですね。
春夏秋冬を何度も耐えて、いつか根を張る機会を窺っていたとは、本当に畏れ入ります。

元の木のほうは、何が悪かったのか枯れてしまってます。
雌雄対で植えたサクランボでしたが、死んだはずの木のほうが生き返ったので、また実をつけるようになるかもしれません。
ま、鳥に食べられてしまうまでの1、2か月だけですが、眼で季節を楽しむことは出来ます。

生命は本当に面白いし、単に面白いだけでなく見習うことも多いようです。
人も、たとえどんな境遇でも、腐ったらダメです。
生きている限り、好機は必ず来るということです。