日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(夢幻行) 「治療」

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明けましておめでとうございます。

新年の悪夢は「治療」からとなります(盛岡タイムス1月1日より開始)。

「俺(アサカ・リュウジ)」は、薬物依存の治療のため、ある専門医の病院を訪れました。
医師は催眠術と仮想現実を組み合わせた療法を用い、薬物を忌避するようにしむけます。
その治療法とは、被験者が恐怖感や嫌悪感を抱く対象を、被験者自身の記憶から探し出し、薬物と重ねる方法でした。
医師は「俺」の子どもの頃の記憶から、嫌悪感の対象を探し出します。
すると、「俺」の心に浮かび上がって来たのは・・・。

「夢幻行」のシリーズは、総て夢の話で構成されています。
夢は常に一人称で綴られるため、組み立てが限定されてしまいます。
しかし、「俺」や「私」にうまく感情移入できれば、悪夢の世界を楽しむことが出来ます。

アサカ・リュウジは歌手で、「あの人」がモデルになっています。
この話は、ニュースを見た直後に夢で見た内容をショートショートにしたものです。
もちろん、内容はあの事件とはまったく関係ありません。
概ね8~10回くらいの連載回数となります。