日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第368夜 追い着けない

つい先ほど観ていた夢です。

会社の重役から誘いがある。
「今夜はオレと付き合わないか」
どこかに飲みに行くらしい。そのお供について来いと言うのだ。

自分は誰かと考えると、オレは30歳手前で、この会社では中堅の社員だった。
あの重役は何か仕事の話があるのだな、と考える。

その重役はいつも昼頃来て、3時には一旦会社を出る。
出る際に、「夕方、君の仕事が終わる頃にまた来る」と言い残す。
たぶん、派閥争いに関することで、次の会社が方針を決定する際に、「自分たちの方につけ」という内容だろう。
その重役は社長派ではなく、副社長の方のグループだ。

小さい会社なので、夕方になっても仕事が終わらない。
その日中に済ませねばならない要件が幾つかあった。
7時頃、重役が戻って来たが、まだ終わっておらず、正直に「まだ出られません」と告げた。
「じゃあ先に行っている」
重役は機嫌を損ねたようで、そう言い残して会社を出ようとする。
「こりゃ不味い」

すると、同期入社のヤツが、オレのところに来る。
「オレも一緒に行ってやるよ。お前は最初だけ顔を出し、小1時間したら会社に戻れよ。後はオレがうまく対応する」
「スマンな」
一緒に会社を出る。

道に出ると、重役の背中が見える。
「社用車は使えない時間だし、酒を飲むから運転は出来ない。すぐタクシーに乗られたらアウトだったが、歩いて行くらしい」
ここで、重役は先に行ったが、どこに行くか言わずに去ったことに気づく。

こりゃあ、見失ったら大変だ。
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重役は駅の近くで、ふっと姿を消す。

「たぶん駅に入ったんだな。となると、3つ先の駅前にあるあの店だ」
「早く行こう」
2人で駅に入る。
エレベータに乗ると、改札口に下りる直前で止まってしまう。
半分くらい隙間が空いているが、出るのは危険だ。
しかし、オレはこういうのは慣れっこだ。
オレの夢の中では、トラブルが頻繁に起きるし、登場するのは幽霊ばかりだからな。
珍しい。今日の夢はホラーじゃないぞ。

隙間を潜って外に出る時、さすがに一瞬、「これでがたんと箱が落ちたら、真っ二つだな」と思う。
同期のヤツも箱から出て来た。
2人で改札に立った時には、やはり重役の姿は消えていた。
「イケネ。また重役の誘いをすっぽかしちゃったよ」
隣で同期のヤツがそれを聞いている。
「お前は一筋縄では行かないヤツってことで有名だよ」

そりゃそうだ。オレの偏屈なところは祖父に似てるもの。
参ったな。
同期がオレの顔を見る。
「でも・・・」
オレが途中から言葉を繋ぐ。
「大丈夫だな。これは夢の中の話だもの」

ここで覚醒。

つい先ほど。2時20分くらいに観ていた夢でした。
目覚めてすぐにPCの前に走り、ぼやっとした頭で打ちました。
この時間には必ず目が覚めます。