日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (11) 「オトーサン」

夢の話「追い着けない」を記入して、もう一度寝ることにしました。
横になって睡眠に入ろうとすると、突然、「オトーサン!」という声が聞こえます。
家人の声です。
「なに?」
声を掛けますが、家の中はしんとしています。
階段の下まで行き、様子を確かめますが、やはり寝ている模様です。
空耳なのか。

また横になります。
すぐに眠くなり、目を瞑ると、またもや「オトーサン!」。
今度ははっきりした声です。
具合が悪くなって、助けを呼んでいるなら、不味いよな。
「救急車」という言葉が頭に浮かびました。

階段を上り、家人の部屋の前まで行くと、やはり静かです。
今のは一体何だったのか。
夢うつつの状態で聞こえた妄想?空耳?

誰もいない所で「名前を呼ばれる」というケースは、実は最も危険な状態です。
そのことで一部に有名な公園がありますが、そこでは人気の無いところで名前を呼ばれることがあるそうな。
振り返っても誰もいません。
周囲に人はいないのです。
ところが呼ばれた人は、その後、一様に重病に罹ったり、死んだりするとのこと。
そこはごく普通の公園で、いわゆる心霊スポットみたいな、いかにも怖そうな場所とは違います。

まあ、名前ではなく、「オトーサン」という呼び方でした。
つい最近、理由の無い恐怖感にとらわれていたのですが、今はそれも無くなっています。
精神状態(妄想や気)のせいには出来ない時なので、考えさせられます。

他の女性とデートしている時に、家人の声で「オトーサン」と呼ばれるのは、たぶん「良心」が呼んでいる声だとは思いますが(笑)。
この場合は、聞こえているのは自分だけで、近くに人がいても、その人には聞こえません。