日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

「自衛隊」と「軍」

外国の人が見ると、「自衛隊」は明らかに「軍隊」に見える。
では、名称も「国防軍」に変えても差し支えないという意見があります。
(ま、多くはネット上に書かれた感想に過ぎないのですが。)

似ているようで全然違うという例。

「包丁」と「刀」は製法がほとんど同じ。
違いは用途のみなので、「包丁」のことを「刀」と呼んでも差し支えない。

⇒「包丁」は食材を切る道具で、「刀」は人を切る道具。
 「こういうように使うものだ」と名前で示しているのです。
 「人も切れるから刀と呼んでも良い」わけではありません。

「給餌」と「食事」は、同じく「食べること」を意味する。「餌」は「食べ物」と同じ意味。
⇒ では毎日、人が食べているのは「餌」なのか。答えは明白です。

外形的にどうか、実質的にどうか、は関係なく、憲法で「軍隊を持たない」と定めているから、「自衛隊」なのですよ。
これを変えたいのなら、「憲法の改正」以外に方法はありません。
「解釈の変更」など、聞いてあきれる。

右翼だろうが左翼であろうが関係なく、憲法の精神を重んじないのでは、国が形骸化します。

いつも下世話な例を持ち出しますが、分かりよいので、何度でも書きます。
男がいくら「何もしないから、ホテルで休もう」と言っても、信じてはダメです。
「オレは長椅子で寝る」「ズボンを穿いたままでいる」など、様々な条件を付けようが、全部ウソです。
なぜなら、そこはラブホテル。
ラブホテルはセックスをするところなので、中で何が起きても、自分の足で歩いて入った時点で「合意した」という意味です。
軍事行動を容認したら、100%実際に行使します。

行使したくてたまらない相手がすぐ目の前に居る時こそ、慎重に考える必要があります。
「なしくずし」に進めるのではなく、きちんと国民の合意を得ることが先決です。
その結果、「軍隊を持つべきだ」という合意が得られたなら、もちろん従います。

賛成か反対かという意見なら、もちろん反対です。
国の予算の中での軍事費の割合を押さえられたことで、高度成長が達成できたので、中国に対抗する軍事力を備えようとしたら、いくら金があっても足りません。
それ以上に、政治的なスタンスとは関係なく、「息子を戦争には行かせたくない」ということです。

ネットのニュースの後に、ツイートなど「個人の感想」が強制的に付けられていますが、くだらない内容が大半です。何度、出ない設定にしても、どんどん出て来る。
愚かなメディアは、テレビを使って責任の伴わない感想を垂れ流しています。
自分の頭で「じっくり考える」ことが必要です。

ラブホテルに入ってしまい、そこで犯されると、今度はそれを脅しに使われるようになります。
するい男には最初の段階で鉄槌を食らわす必要があります。
「私のことが大切ならタクシーで送れよな」