日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

ある国の実像

「ある国」の政治・文化を、なるべく客観的に眺めるにはどうすればよいか。
最も簡単なのは、あの事件を思い浮かべること。

セウォル号が沈没する前に、人々がどのような考え方を持っていたか。
セウォル号が沈没する最中に、人々がどのように振る舞ったか。
セウォル号が沈没した後に、人々がどのように処理してきたか。

この国の実力は、本人たちがどのように思おうと、あれが身の丈だろうと思います。
過大評価も過小評価も必要なく、あれが実像です。

力の無い犬はただ吠えるだけ。
自らを省みて、変えることをしない。
これは想像した通りです。

1つだけ、奇異に映ったことがあります。
船が傾いて、水が浸入しつつあるのに、乗客が逃げようとしなかったことです。
船はたとえ浮いていようが、10度傾いたら必ず沈没するのではなかったでしょうか。
10度どころか、完全に横に倒れつつあるのに、それでも逃げないのはなぜ?
これがどうしても日本人にはわからない。

もうしばらく前のことですが、その答えを誰かが言っていました。
この国では水泳を教えないので、大半が泳げない。
この「泳げない」ことで、水への恐怖感があり、海に飛び込めないのだ、との由。
なるほど。

教育を「知識の伝授」と考えていると、こうなってしまいます。
知識をどう使うかも含め、「人間力」を総合的に高める工夫が重要なわけです。

人は自分が頭の中で考えているように、きっと相手も考えていると思う。
この国の政治家の罵り文句を目にすると、「ああ。こういう次元でものを考えているのか」と感じます。
厚顔無恥ぶりに、腹を立てる人も多いわけですが、せいぜいその程度だと思えば、怒りが小さくなります。
もちろん、「反面教師」(こうなってはいけない、の意)としては、学ぶべきところもあります。

実際に接するこの国の人には、良い人も多いのですが。
(留学生は除きます。この国の留学生には望みなし。)