高麗神社に参拝に行ったら、猫が駐車場の片隅に居ました。
いつも境内で見掛ける女性2人が近くに居ましたので、邪魔しないように離れたところを通って、鳥居をくぐったのです。
(当方=おやつなので、顔を認識すると、ご婦人たちを残して走り寄って来てしまいます。)
すると、参道の方には、別の猫が居ました。
まだ子猫で、小さい猫です。
参拝客にじゃれつく仕草がトラによく似ています。
「おお。トラの娘だ」
もしくは息子ですが、まだ子猫なので分かりません。
子猫は、あっちの客こっちの客と、盛んに愛想を振りまいていました。
当方の足にも来ましたが、無視して足早に通り過ぎます。
「そうは行かないよ。動物が嫌いなオヤジもいるんだからな」
大体、動物の和毛アレルギーだし。
参拝が済み、帰る途中で遠くから様子を様子を見ると、なるほど、あの風来坊のグレー猫とトラの間に出来た子ですね。
それから駐車場の端まで歩き、トラにおやつを上げました。
「お前は娘(か息子)に良い場所を譲って、自分は隅っこで見守っているわけだな」
さすが母親です。
トラはオバサンで、ブチャイクで、偏屈な猫ですが、「このトラにだけは、アレルギーにも耐えよう」と思いました。たとえトラの子でも、子猫は別ですけど。