夢の話 第430夜 出血
木曜の夕方、神社の参拝から帰った後、少し仮眠を取った時に観た夢です。
瞼を開くと、トイレの便座に座っている。
用を足していたらしい。
温水でお尻を洗い、腰を上げようとすると、便座の中が真っ赤だった。
「うわあ、下血してる」
便座全体が鮮血で真っ赤に染まっている。
「こりゃ痔なんてレベルじゃないよな。それに、今は温水でお尻を洗うから痔になることも少ない訳だし」
この出血の量では、もはや救急車だ。
「ま、とりあえず、次の人のために掃除しとくか」
掃除道具を探しに個室を出る。
トイレの隅に掃除用ロッカーがあり、その中にバケツとモップが仕舞ってあった。
それを持ち、またさっきの個室に戻る。
「うひゃあ」
今度は便座の中だけでなく、個室の中が真っ赤に染まっていた。
「大腸がんにでもなってたか。早く治療すればよかったのに」
直腸を含め、腸の癌だと基本が「切除」だよな。
人口肛門を嫌がる人は多いだろうが、腹を括ればどうってことない。
下血で苦しむよりははるかにまし。
「何事もものは考えようだ。極力、前向きに行こう」
掃除を終え、携帯電話を出して、119と押した。
ここで覚醒。
特別な意味は無く、先日の某氏の訃報を聞いて、「さぞ大変だったろうな」と思ったことが心に残っていたようです。