日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

危機一髪

このところ体調が悪く、何をやってもヨレまくりでした。
主に心臓と高血圧だったのですが、ようやく峠を越えたと思ったら、別のが来ました。

金曜は子どもたちを送り出してから、あれこれと雑事をこなし、居間で横になりました。
疲れていたので、そのまま寝入ったらしいのですが、朝食を食べていませんでした。
ここ数日は食が細く、朝はパンとミルク、夜はおにぎり1個かお茶漬けの日々でしたので、その影響が出ました。

何と寝ている間に低血糖症になってしまったのです。
気持ち悪さに気が付いて、起きようとするのですが、その時既に手足が動きませんでした。
無理に動かそうとすると、「こむら返り」を起こしてしまいます。
両手両足が一時に全部攣ってしまうのは、今回が初めてです。

「このまま2時間か3時間経つと、心臓か脳に血栓が出来る。命に係わるぞ」
しかし、それはまだ良い方。
低血糖症から脳死になり、植物人間になるかも」
薄らぼんやりした頭で、よくないことを考えます。

その時、「カタン」と隣の部屋で音がしました。
居間の隣は息子の部屋です。
「そう言えば、修学旅行の準備で、昼過ぎには帰ると言ってたな」
すぐに息子を呼びます。
「ちょっと。そこに居るのか」

その声に応じ息子が出て来ました。
「テーブルのどこかにブドウ糖がある。それを取ってくれ」
次女が「いつも身の回りに置いときなよ」と買い置きしてくれたヤツです。

息子が傍に届けてくれたので、手の平でパッケージを開け、ブドウ糖を齧りました。
ブドウ糖なら20分以内に動けるようになります。
普通の砂糖や炭水化物だと、これが40分で、その間に別のを発症するとアウトです。

小1時間ほどして、立てるようになったので、息子をお寿司屋さんに連れて行きました。
いつも説教ばかりですが、この日はさすがに「今日はお前のおかげで助かった」と礼を言いました。

日々、とかく掻い潜って生きてますね。