日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎ 初夢の話 (452)  妖精が飛ぶ

◎ 初夢の話 (452)  妖精が飛ぶ 

 元日の朝6時頃に観た夢です。初夢は元日の夜の夢なので、まだ初夢ではないのかもしれません。

 気が付くと、公園の中にいる。日の光がさんさんと降り注ぎ、眩しいくらい。
 「今日は天気が良いなあ」
 公園の中心に向かって歩き出す。
 すぐ近くに池がある。水の深さは30造らいで浅い。
 「これなら向こう岸まで歩いて行けそうだ」
 池の中に入る。
 池の中央に差し掛かると、鉄製の網のケージが置かれている。
 ケージの中はパンが沢山入っていた。
 「ああ。これは鯉の餌だ」
 実際に、鯉たちがケージの下から盛んにパンを突いて食べていた。

 顔を上げると、岸壁の上に母子がいるのが見える。
 お母さんと子ども3人。子どもたちは幼稚園児くらいの男女と赤ちゃんの組み合わせだ。
 幸せそうに、何やら話している。
 その姿を見て、自分の子どもたちが小さかった頃を思い出す。
 「あの頃は楽しかったなあ」

 もう一度母子に視線を向ける。
 母親が子どもたちに諭すように何かを伝えると、不意に空中に浮かび上がる。
 母親は「きっと出来るから、やってみて」と子どもたちを促している。
 子どもたちも空中に浮かぶ。
 赤ちゃんを抱いた母親と2人の子どもが、地上10辰らいの高さで飛んでいる。

 私はその様子をただじっと眺める。
 「ああ。やはり妖精はいたんだな」と思う。

 この夢と同時並行で次の夢が進行する。
 オレはいつもの旅館の中だ。ここはこの世(現実界)とあの世(霊界)の中間点にあたる。
 いわゆる幽界という場所だ。
 オレは部屋の一室に座り、勤行を務めている。
 目の前の襖に穴が開いており、時折、誰かが覗く。その度に少し緊張する。
 しかし、オレの傍らにはご神刀がある。今日の刀は、白鞘のがっしりしたつくりだ。
 「これがあれば大丈夫だ」
 一心に勤行を務める。

 さらに同時並行で、自分が布団に横になっているという意識がある。
 体は眠って居るが、頭は起きており、周囲の物音がはっきり聞こえる。
 庭では、猫二匹が交互に吠えている。
 当家の庭は日当たりが良いので、野良猫の溜り場だ。
 「一度シャアッと水を掛けてやれば集まらなくなるだろうか」
 少し可哀相かも。
 庭の片隅で、巣に戻れなかった蟻が息絶える。

 同時に覚醒。
 たぶん、「霊界、幽界、現実界が三層に重なって存在している」ことを示す夢だろうと思います。
 最も居心地が良かったのは公園の中で、日の光が眩しいくらいでした。
 あそこならずっと居ても良いですね。
 「そろそろ帰って来い」というメッセージだったりして。