日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎病院の幽霊

◎病院の幽霊

 何度も入院しましたが、世間の人が想像するのとは違い、病院にはほとんど幽霊は出ません。
 1度だけ、説明のつかない「妙な光」を見ただけですね。
 病院では、多くの生と死がありますが、人がきちんと向き合っているからではないかと思います。
 きちんと供養されているお墓や、信仰を集める神社やお寺にも幽霊は出ません。

 郷里の実家は商店でしたので、盆暮れは忙しい盛りです。
 仕事が終わるのは深夜になるので、墓参りには夜中の12時頃に行っていました。
 もちろん、墓地の中は真っ暗ですが、怖ろしいと思ったことはありません。
 怖ろしいのは、灯りが無いので、坂を転げ落ちてしまうことくらいでした。

 今回、18日間ほど入院しましたが、「声(この世のものならぬ)」も聞こえませんでした。
 まあ、自分の生死が懸っているので、「それどころではなかった」が実際のところかもしれません。

 幽霊が一番多く出るのは、「駅」だと思います。
 雑踏の中に混じって、ぼおっと立っているようです。
 私がはっきりした理由なく「駅が嫌い」なのは、そういう訳があったのかもしれません。