日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (続)

4月5日午前6時半の記録。

通院前にシャワ-を浴びるべく、浴室に入りました。
頭を流し、入り口の方に体を向けると、磨りガラスの向こう側に人が立っています。
女性のシルエットでした。

たぶん家人。
「なに?洗濯か」と声を掛けますが、返事がありません。
シャワーを流しているので、聞こえないのかも。

女は擦りガラスの向こう側に立ったまま、じっとしていました。
まあ、洗濯物をハンガーに掛けているのでしょう。

「開けるからな」
ここは夫婦なので、裸で出ても平気です。
磨りガラスの扉を開けると、そこには誰もいませんでした。

そう言えば、この時間には、家人は2階で化粧をしています。
娘はまだ起きる時刻ではありません。

じゃあ、一体あれは誰?

長い間、玄関の扉の前にいたのに、今は中に入っているのでしょうか。
まあ、直視ではないので、まだ何とも言えません。
それでなくとも、階段の下から洗面所付近は、いわゆる「通り道」になっているようです。

もちろん、単純に「気のせい」だという可能性もあります。
多くの場合、声が聞こえたり、念の圧力を感じるものですが、それはありませんでした。
深夜のノックの音に惑わされているところがありますので、考え過ぎかもしれません。