日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第503夜 洪水の夜に

夢の話 第503夜 洪水の夜に
日曜の午後2時ごろ、昼寝のときに観た夢です。

目を開くと、視界のあらゆる所が水浸しだった。
「台風か。あるいは」
雨は止んでいるが、道路はまるで湖のようだ。

前方に視線を戻す。
今、オレが立っているのは、道路端だ。
道路は水路のように水が溢れている。
道路の砂が本物の川で、6、7辰らい低いところに激流が流れていた。
神田川みたいな川だ」
上の道路が水浸しなのだから、川のほうもやはり氾濫しており、今にも水が溢れ出しそう。

「あ。あれは」
川の向こう岸の護岸壁に梯子が付いている。
その梯子には、家族と思しき、夫婦と子ども2人がしがみついている。
「なんであんなところに」
上を車で走っていて、洪水に流され、あそこに落ちたが、なんとか車からは脱出出来た。
ところが、護岸壁が高いから、上に登る手段を探しているうちに、水嵩がどんどん増してきた。そんなとこだろう。
助けてやりたいが、川向こうだから、如何ともしがたい。
「あとほんの2辰澄なんとか無事に登り切ってくれ」
父親が子ども1人を肩車に乗せ、梯子を一段ずつ上って行く。
幸いなことに、向こう岸の上には水が流れてはいなかった。

一番上が8歳くらいの男の子で、その下が母親だ。
そして、女児を肩に載せた父親が最後だった。
「あともう少しだよ。頑張れ」
心の中で声を掛ける。

男の子が一番上に着く。
「良かった。他の人たちも早く上がってくれ」
ところが、その男の子が、突然、激流の中に落ちた。
それを見た両親が何か叫ぶが、水音でまったく聞こえない。
間髪入れず、母親がまるで何かに引っ張られるように、梯子から落ちる。
父親が叫ぶが、その父親も不意に梯子から跳ね上がるように落ちた。

「どうしたんだろ」
あまりの惨状に、膝ががくがくする。
落ちた家族を探すが、もはや激流の中に姿を消していた。

「何てことだ」
何も出来ない自分が歯がゆい。
ここで視線を元に戻すと、梯子の上のほうに人がいた。
丸髷の頭で、縦縞の着物を着た女だった。
女は俺の視線に気が付くと、口を歪めて笑った。

「恐ろしい。あいつがあの人たちを・・・」
戦慄を覚え、背筋がぞくぞくする。
あまりの怖ろしさに、俺は向こう岸から視線を外し、手前の道路のほうに向けた。
すると、そこにも女の顔が映っていた。
女は俺の顔を見詰めながら、高らかに笑った。

ここで覚醒。

2ヶ月くらい鳴りを潜めていたのに、久々にコテコテの悪夢でした。
「縞女」にはなるべく関わりたくないと思っており、しばらく放置していたのですが、やはり逃れることは出来ないと思います。
いろんなことに決着を付ける時が来たようです。
まあ、悪夢が始まると、キーを打つ量が格段に増えるので、この方面は進むことでしょう。
もちろん、嬉しくはありません。気を許すと、写真にも出てしまいます。